先日、とあるゲームがきっかけで「Pretender」っていう楽曲を聴きました。
調べてみると「Official髭男dism」っていうバンドの曲であることがわかり、よくネットで見るこの文字列ってバンド名だったのかと(笑)知ったのですが、初めて聴いた時にサビから広がる世界観にぐっと心を掴まれました。
フルで聴いたらどんな曲なんだろう?って思ってyoutubeで公式のPVを見つけて聴いたんですが、楽曲の世界観の素敵さもさることながら、それを引き立てるPVにも心が奪われました。
最初は何気なくラブストーリーなのかな?くらいで見てたのですが、特に男の子たちの顔、髪型は台湾ですし、街並みも台湾っぽいよな?って思って気になったのですが、Bメロの小吃店を見た時に完全に台湾で撮影したんだって確信できました。
その後は2番で「西門町」が出てきたり、よくよく見たらバンドが歌っているビルの屋上から台北駅が見えてるよな…と台北の中でも「西門町」や「善導寺」あたりで撮影していることにも気づきました。
そこで、PVの中でも特に僕が印象深く残った5シーンについて、撮影地をグーグルマップで調べたましたので、ご紹介したいと思います。
個人的に好きなラストの「男女が手を繋いでいるシーン」の撮影地を見つけるのには2時間ほどかかりましたが、なんとか見つかってよかったです!
映画「コンフィデンスマンJP」ロマンス編主題歌
まずはPVをご覧いただきましょう。
映画も見ない、テレビも見ない僕はこの楽曲もヒゲダンも知らなったのですが、この楽曲は「コンフィデンスマンJP」という映画の主題歌だそうで、近日続編も公開予定だったそうですが、新型コロナウイルスの影響で上映は延期になっているようです。
ちなみに、主題歌のPVは台湾で撮影されていますが、映画の舞台は香港だということなので、台湾旅行・香港旅行ブログ運営者としては非常に気になりますので、近いうちにDVDで見てみようと思ってます。
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では、PVロケ地についてご紹介していきましょう!
Official髭男dismが演奏している屋上があるビルは「台北国際芸術村」
まず、PV全体を通して出てくる、演奏されている場所ですが「台北国際芸術村」のビルです。
このストリートビューのビルと、上の写真の黄色で囲っているビルを比較してもらうと、同じビルであることがわかると思います。これを見下ろすことができるのは台北国際芸術村の屋上しかありません。
ちなみにこの屋上はこちらからレンタルすることもできます!
1時間1万台湾ドル(約3万6千円)でヒゲダンが演奏したこの場所を貸切ることができますよ!
黄色で囲ったのは台北駅で、夜はライトアップされてとても美しいです。
「台北国際芸術村」へのアクセス
バスなどを利用することもできますが、観光客であれば難しくない地下鉄を利用していく方が無難でしょう。公式サイトの行き方案内はこちら(英語・中国語のみ)
ここでは、台北駅からの行き方と、MRT善導寺駅からの2通りのアクセスを地図付きでご紹介します。
台北駅と善導寺駅は1駅しかなくて歩いても移動できる距離ですので、台北駅付近から行くのであれば直接歩いて行った方がいいと思います。
一方、台北駅は非常に広大で、M2出口を見つけるのも慣れない方にとっては時間がかかると思うので、MRTを利用するのであれば「善導寺駅」から行く方がわかりやすくておススメです。
台北駅からの行き方
「M2出口」からのルートをご紹介しています。
地図内に「黎明里」と書かれている始点が、台北駅の「M2出口」(バス乗り場の近く)です。
善導寺駅からの行き方
台北駅の近くでない場所からMRTを利用するのであれば、こちらの行き方をおススメします。
台北駅は広大ですので、小さな善導寺駅から行ったほうが出口も探しやすくわかりやすいです。
「東方電影院」が意味するのは「東宝映画館」?
PVに登場するネオンサイン「東方電影院」はPV用のセットです。
このネオンが常設されているわけではありませんので、看板目当てで行かないように気を付けてください!
「東方電影院」を中国語で読むと「 ドンファンディェンインユェン (Dōngfāng diànyǐngyuàn)」となり、日本語の意味としては「東の映画館」となります。
僕の個人的な推測としては「東方」と、映画「コンフィデンスマンJP」の配給元の「東宝」は日本語で読めば同じ「とうほう」になりますから、PV内に「東宝映画」をオマージュというか、パロディでいれたのかと思ってます。
1番サビでヒロインがショッピングカートに乗っている場所は「台北市電影主題公園(台北シネマパーク)」
男の子が思いを寄せる女の子がショッピングカートに乗り、みんなでワイワイ騒いでいる場所は台北シネマパークです。先程の台北国際芸術村と同じくレンタルもできるようで、文化施設でもあるようです。
黄色で囲った部分をストリートビューと比較してもらえれば同じ場所だとわかると思います。
なんか青春って感じでいいですよね。僕も次に台北に行った時には同じようにはしゃいでみたい(笑)!
「台北市電影主題公園(台北シネマパーク)」へのアクセス
MRT西門駅から歩いていくのがおススメです。
ちなみに、後ほど紹介する病院やパーキングの横も道中通ることになります。
2番で藤原聡が歌っているバルコニー
2番を通じて出てくるバルコニーですが、看板には黄色の「鍋」という文字と、丸で囲まれた「西門店」という表記があり、この看板はチェーン店の看板ですので、台湾好きの方ならすぐにわかる人も多いでしょう。
そうです!台湾全土で展開されている一人鍋チェーン店の「三媽臭臭鍋」の看板です。
ちなみに、僕が初めて行った「三媽臭臭鍋」は北投店です。100元前後で一人用の鍋(火鍋)が食べられます。
店名は「臭臭鍋」と仰々しいですが、ここの臭豆腐は全然臭くないので、えずくくらいの臭さを求めている方には物足りなく、味もチェーン店なんで正直そこそこですが、コスパはよくて決して悪くはないです!「火鍋版マクドナルド」みたいな存在だと個人的には思ってます。
こちらも西門駅から徒歩圏内ですので、台北シネマパークなどと一緒に回られると良いでしょう。
2番サビの屋上
これはハッキリ「臺北市立聯合醫院」って書いてあって、僕は実際に西門町でこの建物を見たことがありますからすぐにわかりました。
ストリートビューをぐるっとして見てもらうとわかりますが、向かいに大きな駐車場ビルがあるのでそこの屋上で撮影したと思われます。
ラストで男女が手を握って向かい合う場面
アウトロで男の子が女の子の手を握って外に出るシーンはなかなか切ないものがありますが、これが撮影されたのがこの路地です。
台北駅の次の駅である「善導寺」駅からすぐの路地で撮影されたようです。
左側の黄色で囲った看板と右側の囲みの柵をストリートビューで比べてもらえれば、ここで撮影したとわかると思います。
Official髭男dism(ヒゲダン)の Pretender(プリテンダー)が好きな方は、是非ともコロナ終息後の台湾旅行で訪れていただければと思います。
台湾好きの方も、この楽曲を聴き込めばまた違った台湾の顔が見えるかも知れませんよ?