日本でも「鶏のから揚げ」や「フライドチキン」は老若男女問わず大人気のメニューですが、台湾でもそれは同じかむしろそれ以上で、街中や夜市の屋台でたくさんの「から揚げ」や「フライドチキン」のお店を目にすると思います。
一口に「から揚げ」と言っても人の顔くらいある巨大なものから、一口大のスナック感覚でつまめるもの、ケンタッキーのように部位ごとに分かれているものなどたくさんの種類があります。
今日取り上げるのはその中でも、「鶏排」と呼ばれる、大きいものだと「人の顔の大きさ」くらいのサイズがあるフライドチキンです。
僕も初めてガイドブックで見た時に「こんな巨大なチキンがあるのか!一度トライしてみたいなぁ」って思いました。
今日はこの「鶏排」について、注文時の豆知識と台北・新北近郊の個人的におすすめなお店を紹介をしようと思います。
「鶏排」の中国語発音・カタカタ読み方・英語表記
「鶏排」を中国語読みをすると「Jī pái(ジーパイ)」となります。
英語だと「(Big) Fried chicken」でいいと思います。
ただ、逆に「Fried chicken」をGoogle翻訳で中国語に訳すと「炸雞(Zhá jī ザージー)」となります。事実、日本のから揚げやケンタッキーの事を「炸雞」と呼ぶのは間違いではないようです。
ですので、ここでは「大きなサイズのフライドチキン・鶏のからあげ」=「鶏排」として話を進めていきます。
台湾式巨大からあげ「鶏排」ってどんな食べ物?
この動画は僕が最近好んで見ている「三原Japan」の動画なのですが、この動画は「1日3食全部で鶏排を食べる」という企画で、
「鶏排ってどんな食べ物か?」
「平均的な大きさはどうなのか?」
など知るには最適な動画だと思います。
この動画を見てもわかるように、お店によって衣の厚さやサクサク感、肉の厚み、ジューシーさまで本当に異なるので、是非とも食べ比べてみて、自分にとって一番美味しいお店を見つけていただければと思います!
価格は台北市内では70元前後が相場だと思いますが、ローカルな夜市・店頭では50元前後になると思います。
「鶏排」を注文する時の豆知識
これは鶏排に限らず、揚げ物を注文する時によく聞かれるのですが
「要辣嗎?(Yào là ma? ヤオラーマ?)」
という言葉です。
これは「辛い粉をかけますか?(味付けを辛くしますか?)」っていう意味で、上の写真のジーパイの上にかかっている赤い色の粉がそうです。
この問いに対する答えとしては
- 「要(ヤオ)」 要ります
- 「小辣(シャオラー)」ちょっとだけ辛くしてください
- 「不要(ブーヤオ)」 要りません
この3つのどれかで答えると良いでしょう。
ただし個人的な感想として、台湾の食べ物は全般的に日本人にとって辛く感じるものが多いので、僕の場合だと何回も「小辣」と伝えて辛さを少なめにしたにも関わらず、結構辛いと感じることが多かったので、それ以降は基本的には「不要」と言っています。
辛すぎちゃうと本来の味がわからなくなるので、無難に味わいたい方は「ブーヤオ」と答えるのがおススメです。
台北・新北の「鶏排」おススメ店
「豪大大鶏排」のデカさは一度経験する価値あり!
おそらく、台湾のガイドブックのすべてに掲載されているであろう、士林夜市に本店を持つ「豪大大鶏排(Háo dàdà jī pái ハオダーダージーパイ)」
西門町など観光客が多く行く地域に支店もたくさんあるので、士林夜市まで行かずとも食べることができて、台湾の鶏排屋さんはほとんどの店で注文してから揚げてくれるので、熱々の巨大チキンを楽しむことができます。
確かにここの鶏排は大きさで台湾の中でも1、2を争うと思いますし、見た目のインパクトがすごいので写真映えもするし、1度は楽しんでいただきたいと思うのですが、一つネガティブな情報をお伝えすると、ここのお店、台湾人に聞くと「おいしくないからやめといた方がいいよ…」って言われる事の方が多いと思います。
その理由として、他のお店の鶏排を食べてから気づいたことなんですが、肉自体の味が弱めで、その上鶏肉も薄い方で、揚げすぎてパサパサになってしまう確率が高いんじゃないかと僕は思ってます。
なので、味的に今はおススメできないんですが、この大きさは本当に日本では体験できないものなので、味はまぁまぁなのをわかった上で楽しまれるといいと思います。
肉厚、ジューシー、衣パリパリの「2派克鶏排」
こちらのお店は以前紹介したことがあるのですが、その時は「馬加駱起司條(チーズ入りマカロニ)」と「脆皮蘿蔔糕(大根餅)」のみの紹介で、鶏排は紹介していませんでした。
この2つのメニューついて知りたい方は、以下の記事も併せてお読みください。
こちらが「脆皮雞排(Cuì pí jī pái ツェイピージーパイ)」なんですが、ここの特徴としては上でご紹介した動画でも触れてますが、衣が薄くて非常にパリパリしていて、しかもお肉は厚くてジューシーだという事です。ちなみに「脆皮」は「サクサクしている」という意味です。
台北駅からのアクセスもよい「寧夏夜市」のすぐそばなので、是非近くに行った時はお試しください!他にも支店はあります。