今回から7、8回に渡って、僕が台湾滞在時によく行く場所やお店をご紹介したいと思います。
僕は日本で日々やっている事を、そのまま台湾でやるということが好きです。
図書館にいったり、ゲーセンにいったり、お店で買い食いしたり、公園に散歩にいったり、スーパーに行ったり…などなど、休日や会社・学校帰りにしているごく普通の「日常」を台湾でやるんです。
そして、それが旅人にとっては「非日常」の経験になるというわけです。
「そんなのして楽しいの?」って思われる方もいるかもしれませんが、観光地とは異なり、街中では日本語はおろか、英語も通じないことがほとんど。
なので、旅先で日本と同じように過ごそうとすれば、言葉が通じない不安を超えて行くか、最低限の語学力や台湾のルールを学んだ上で過ごす必要があるんですよね。
この小さなチャレンジが僕にとっては旅先での楽しみであります。
今日ご紹介する雙連(Shuāng lián / シュァンリァン)は、台北メトロ淡水信義線(赤色)に乗っていくことができます。台北駅からは北投・淡水方面の電車に乗って2つ目の駅です。
急に必要になった雑貨品からお土産探しにまで重宝する「家樂福重慶店」
これは台湾に限らず、国内旅行でもそうなのですが、僕は旅先で絶対にその土地のスーパーマーケットに行きます。
例えば、沖縄に行ったら「りうぼう」「サンエー」「タウンプラザかねひで」のような現地にしかないスーパーにも行くし、「イオン」「マックスバリュ」ような全国展開されている所にもどっちにも行きます。
その土地にしかない食べ物を見たり、それらを実際に買って食べたり、お土産にしたりと、スーパーに来る人は、基本的には観光客よりも住人の方が多いので、そうやってその土地の「日常」に自分を溶け込ませるのが、僕にとってはなんとも楽しくて幸せなのです。
台湾の有名どころのスーパーは「頂好 welcome」(ウェルカム)、「家樂福」(カルフール)、「全聯福利中心」あたりでしょうか?
家樂福重慶店(Jiālèfú Chóngqìng diàn / ジャールーフー ツォンチンディエン)[公式サイト]は寧夏夜市から歩いて5分ほどで、しかも深夜2時まで営業しているので、夜市で晩御飯を食べてからここでお買い物するのが、僕の台北滞在の定番コースとなっています。
地下2階が電気製品、日用雑貨、文具など、地下1階が食品、ドラッグストア的なフロアになっていて、僕はいつも1時間くらいかけて店内を物色し、お買い物とお散歩を楽しんでいます。外国人旅行者用の免税カウンターもあります。
遅い時だと夜中1時に行く事もあるのですが、そんな遅くにでも結構な人が買い物に来ています。
ただし、深夜はやはり街に人通りも少なく、明かりの少ない闇の中を帰る事になりますので、治安のよい台湾ではありますが、できるだけ日付が変わる前には帰ることをおススメします。
巨大フライドチキンやチーズフライなどカリカリ衣の揚げ物が美味しい「2派克雞排雙連店」
台湾のガイドブックを読んでいると、顔の大きさくらいある巨大フライドチキンの写真を見た方も多いと思います。
一番メジャーなのは、士林に本店がある青色の看板の「豪〇大雞排」だと思うのですが、実はここのフライドチキンを美味しいと勧めてくれた台湾人は僕の周りにはいません。
じゃあ、どこのチキンをオススメしてくれるかというと2派克雞排(ÈrPàikè jīpái / アーパイクージーパイ)です。[公式サイト]
看板メニューの「脆皮雞排」はボリュームもあり、生地はパリパリ、お肉はジューシーで確かにおいしいです!鶏肉の味もしっかりしています。
あと気を付けていただきたいこととして、注文を受けてから揚げるので、すぐに食べると火傷するくらい(僕は実際に火傷しました…)アツアツです。
しかし、僕が「脆皮雞排」以上に気に入っているのが「馬加駱起司條」と「脆皮蘿蔔糕」です。
「馬加駱起司條(Mǎ jiā luò qǐ sī tiáo / マージァールォ チースー ティアオ)」は細長いチーズを衣で包んで揚げた食べ物でロッテリアにも似たようなメニューがあったと思います。
食べる時にチーズがびよ~んって伸びるのが楽しい!カリカリの衣ととろけたチーズが本当に美味しくて、1回食べて僕はハマってしまいました。
「脆皮蘿蔔糕(Cuì pí luóbo gāo / チュエイピー ルォボーガオ)」は朝食メニューでおなじみの蘿蔔糕(大根餅)を衣をつけて揚げたものなのですが、これもカリカリの衣と、ほくほくの蘿蔔糕の食感がいい感じです。
僕はこの2つをいつも注文しますが、合計55元で結構お腹も膨れるのでオススメです!
寧夏夜市から歩いて4,5分の所に雙連店はあるのですが、夜市のからあげを食べるよりも、正直こっちの方が美味しいと思います。
夜市散策の合間にお勉強も!臺北市立圖書館建成分館
そして、寧夏夜市の雙連側の入り口のそばに臺北市立圖書館建成分館(Táiběishìlì túshūguǎn jiànchéng fènguǎn / タイベイスーリートゥースーグァン ジャンツェンフェングァン)があります。
僕は旅先の図書館で本を読んだり、手帳を広げて考え事をするのが好きで、それは日本でも海外でも同じで、まだ香港の図書館には行った事がありませんが、台湾ではこれまでに北投、高雄、台中で図書館に行きました。
ここの図書館にも自習室があって、誰でも自由に利用する事ができます。
台湾には無料のウォーターサーバー(冷水・温水・熱湯)が公共施設や商業施設においてある事が多いので、写真のようにタンブラーを持参すれば、お水を飲むこともできます。(※自習室内で飲み物を飲んでいる人もいましたが、基本的には飲食禁止なので僕は廊下で水を飲みました)
もちろん図書館なので蔵書をここで読むこともできます。旅先の日常は旅人の非日常ですので、図書館で時間を過ごすのもなかなか面白いと思いますよ!