台湾

ステンドグラスの美しい高雄メトロ「美麗島駅」 読み方と散策ガイド

日本統治時代の名残がある「高雄」という地名

今回からしばらく、台湾南部最大の都市「高雄(Gāoxióng / ガオション)(英語表記:Kaohsiung / カオシュン)」について取り上げようと思います。

「高雄市」ってこんな街

海外の人から見れば「日本=東京」なイメージがあるように、日本人にとっても「台湾=台北」みたいなところがあると思いますが、高雄は亜熱帯の台北とは異なり熱帯気候に属しているので、4月から30度近くになり、7月の熱さは日本人には相当こたえます。

個人的な高雄の印象は「都会と海がミックスされたコンパクトな街」です。

しかも、台北よりも物価が安くて食べ物も美味しい気がします。僕は大阪の人間なので、同じように海に面していて、台北ほど都会過ぎない高雄の街に非常に親近感を覚えます。

台北からも台湾新幹線を利用すれば、片道約2時間で高雄に行く事ができます。

台湾新幹線 全駅名の読み方と20%割引切符の購入方法過去に台北メトロ(地下鉄)主要駅のカタカナ読みをまとめた記事を書いたのですが、今回は台湾新幹線(台湾高鐵)の全駅名の読み方をまとめました...

ちなみに台湾新幹線に「高雄」の地名を冠する駅はなく、左營(Zuǒ yíng / ズオイン)駅」が高雄市内にある新幹線の駅となります。

また高雄小港国際空港へは、大阪や東京からも直行便が出ており、しかも地下鉄で空港から15分ほどで市街地に出れるので、台湾南部をメインに滞在・旅行される方は予算的にも時間的にも高雄空港を利用した方がよいです。

元々は「犬を殴る」っていう地名だった

「高雄(Gāoxióng:ガオション)」の元々の地名は「打狗(Dǎ gǒu:ダーゴォウ)」だったのですが、日本の台湾統治時代に「犬を殴る」という漢字を嫌った日本がダーゴォウの音に「高雄」という漢字をあてたそうです。

そして第2次世界大戦後に日本支配が終了しても「高雄」の文字が残り、それがそのまま中国語読みされるようになって、現在の地名「Gāoxióng / ガオション」になったそうです。


ステンドグラスのドームはやはり圧巻!

高雄メトロ(MRT)紅線(レッドライン)橘線(オレンジライン)の2路線があるのですが、美麗島駅は唯一の乗換駅で、高雄最大の夜市「六合夜市」の最寄り駅でもあるので、高雄に行って地下鉄を利用した際にはほとんどの方は一度は下車する駅だと思います。

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ステンドグラスについて、台湾観光局のサイトより解説を引用します。

世界的に著名なイタリアのステンドグラスアートの芸術家Maestro Narcissus Quagliata(マエストロ・ナルシサス・クアグリアータ、中国語:水仙大師)による祈りを表現したステンドグラス作品です。

様々なガラスアートの技巧を駆使して製作されたこの作品は、世界最大級のガラスパブリックアートで、「光之穹頂」(The Dome of Light)と命名されました。

この作品は港の都「高雄」に美的な雰囲気をもたらし、「美麗島」駅は新しい観光スポットとして知られるようになりました。

「光之穹頂」の製作には4年もの年月が費やされ、ドイツで製作され台湾まで運ばれて来ました。作品のテーマは時計回りに、生命を育む「水」、繁栄と成長を象徴する「土」、精神の創造を象徴する「光」、破壊と再生を象徴する「火」の4つに分けられ、人間の歴史を表現しています。

この「愛と包容」がテーマの大型パブリックアートは、計4500枚のステンドグラスを使用した、直径30m・総面積660㎡の世界最大級のガラスアートです。クアグリアータ氏が描いたリムのラインに従ってクラフトマンが鉛のリムを仕上げて製作されました。

この解説ははじめて読んだのですが、何の予備知識がなくても「火」「水」「木(土)」などがテーマなのはわかりました。

自分の心に響いたモチーフをいくつか撮ってきたのでご紹介しようと思います。

このようなステンドグラスが360度全天井を埋め尽くしており、まるで美術館が天井にあるような空間ですから、実際に足を運んでじっくりと鑑賞し、作品のテーマも汲み取りつつ、カラフルな空間からパワーを是非受けとってみて下さい!


1日に数回イルミネーションショーが行われています

この写真は2016年4月1日時点のものですが、一日に数回イルミネーションショーが行われています。

この写真の中にある「星期〇」というのは曜日の事で、日本語に対応させると

星期一~星期四 → 月曜日~木曜日

星期五     → 金曜日

星期六・星期日 → 土曜日・日曜日

となります。また「上午、下午、晩上」はそれぞれ「朝、昼、晩」の意味です。

また、赤字の時間は「駅構内でイベントがある場合は行いません」とあるので、確実にショーを見たい方は黒字の時間に見に行きましょう。

どのようなショーかというと、雰囲気的には2017年末にリニューアルされる前の香港のシンフォニー・オブ・ライツに近いです。ストーリー性のある音楽に沿って、ドームに七色の光が点灯され、2本の柱にレーザーでイラストが描かれたりするものです。おそらく時間は5分もないと思います。

個人的な感想ですが、ショー自体は楽しめましたが、過剰に期待して行ってはいけないと思います(笑)。僕は音楽が好きなので楽しめましたが、人によっては「つまらない」と感じる人も多いと思います。


地上部分も実はスゴい

美麗島駅は改札前のステンドグラスだけでなくて、地上部分も実は見ごたえがあります!!

この交差点を挟んで4か所向かい合っている、スキーのジャンプ台のような、ガラスのオブジェのようなものが地下鉄の駅構内へと続く出口の屋根なんです。

美麗島駅の英語名は「Formosa bourvard」つまり「台湾大道」なので、地上部の道はとても広いんです。

また、地上からの地下への入り口は下の写真のようになっていて、光をたっぷり取り込んだ空間から、吸い込まれていくような感じでエスカレーターに乗って駅構内に入って行きます。

というわけで、美麗島駅についてご紹介しましたが、この他にも個性的な駅が高雄MRTにはあるので、移動だけではなく、素通りせずに地下鉄の駅自体も楽しんでいただければと思います!!

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