僕は基本的に、規模の大きい夜市や有名観光地を好まないタイプなのですが、高雄滞在中は話が別で、高雄で僕が好んで行く夜市は高雄最大の「六合夜市(Liùhé yèshì / リウヘェーイェスー)」です。
地元民は値段が高くて行かないと言われがちな「六合夜市」ですが、僕は値の張る海鮮料理を好まないので、食べるもののほとんどは50元前後なので個人的にはさほど高く感じません。
一番好きなところはとにかく道が広くて空も広く、活気があるけどゴミゴミしていないので、きらびやかな屋台に囲まれる六合夜市は歩いていてとても気持ちいいんです。
そんな六合夜市へのアクセスと、個人的に気に入っているお店をいくつかご紹介したいと思います。
地下鉄降りたらすぐ夜市!アクセスが抜群
六合夜市は高雄MRT(地下鉄)「美麗島」駅11番出口すぐという、本当にアクセスのよい夜市で、僕はだいたい美麗島駅付近のゲストハウスに泊まる事が多いので、宿から歩いて行けるというのも個人的に魅力に感じます。
高雄都心部にあるのにローカル色満載の「自強夜市(苓雅夜市) / Zìqiáng yèshì (líng yǎ yèshì)」や、所狭しと屋台が並んですごい活気のある「瑞豊夜市 / Ruì lǐ yèshì」等ももちろん魅力的なのですが、どちらも地下鉄の駅から5分~10分歩かなきゃいけなくて、暑い時には精神的な距離が遠いんです(苦笑)。
ですので、アクセスが良くて道幅も広く、快適に夜市が楽しめる「六合夜市」に、僕は滞在中何度も通ってしまいます!
個人的に超オススメな「炒飯(Chǎofàn)」と老闆(Lǎobǎn)について
六合夜市の真ん中あたりに、ちょっと目を引く屋台があります。
その名も「光頭老闆炒飯(Guāngtóu lǎobǎn chǎofàn / グゥアントウ ラオバン チャオファン)」で、「光頭老闆」は日本語に訳せば「ハゲの店主」です。
その名の通り、スキンヘッドで見た目もいかついごっついおっちゃんが炒飯を作ってるんですが、熱せられた鉄板の上に米を投げ入れ、具材を掘りこみ、そして両手に持ったコテで全体を切るように炒める姿は圧巻!!
宙を舞う炒飯はまさしく「イリュージョン」で、その姿に通行人は引き寄せられ足を止め、ケータイを取り出してムービーを取らずにはいられません!!
しかし、この老闆は見た目はいかついものの、注文の際に中国語で「外帶?內用?(Wài dài ? nèi yòng ?)」(ここで食べるか、テイクアウトするか)を聞かれますが、それを聞き取れないでいると「ココデタベル?」って日本語で聞いてくれるのがすごくかわいらしくて、個人的老闆萌えポイントです(笑)
そして、肝心のお味なのですが日本人好みの醤油味でめちゃくちゃ美味しいんです!!
日本の中華料理店で出てくる「炒飯」というよりは、お母さんが作ってくれる「焼き飯」って感じの味なので、懐かしい気持ちになれるお味で、台湾自体が古き良き日本って面影もあるので、それも相まって六合夜市でこの炒飯を食べると、すごくほっこりして、ホント幸せな気持ちになれるんです(^^)
お値段も50元(約200円)とお手頃なので、高雄に行かれた際には炒飯を作るパフォーマンスと共に是非とも味わっていただきたい一品です。
また、観光客だけじゃなくて、地元の方がテイクアウトで注文する姿もよく見るので、地元の方にも人気のお店なのかな?と感じました。
個人的に六合夜市で一番おススメの食べ物です(^^)
台北では揚げるけど、高雄では蒸すスタイルの肉圓(Ròu yuán)
肉圓(Ròu yuán / ロウユェン)は餅のようなゼリーのような(?)生地で、肉の餡を包んだ食べ物で、甘めのソースをかけて食べることが多いです。台湾語では「バーワン」と読みます。
僕は台北でも食べたことがあるのですが、北部では揚げて食べるのが主流で、南部では蒸して食べるのが主流だそうです。六合夜市の肉圓は蒸したスタイルのものです。
お店の場所はうろ覚えなのですが、美麗島駅と炒飯のお店の中間くらいにあって、炒飯のお店と同じ並びにあります。
台湾総統も食べた?大腸包小腸(Dàcháng bāo xiǎocháng)
大腸包小腸(Dàcháng bāo xiǎocháng / ダーチャンバオシャオチャン)も台湾夜市の定番メニューですが、文字だけを見ると一体なんやねん?ってなりますが、直訳すると「大腸の小腸包み」となり、
- 大腸 → もち米の腸詰め
- 小腸 → 台湾ソーセージ(味付けが甘い)
を現しています。端的に言うと、ホットドックのパンの部分がご飯になっていて、味はまさに「ライスバーガー」です。
大腸包小腸の屋台は六合夜市内に数件あって、おそらく同じロゴがついていたのでチェーン店かと思われますが(うろ覚えです…)、このお店だけ、台湾の前総統がお店に来た時の写真が貼ってあるので目立ちます。味も悪くなかったと思います。
夜市の屋台のいい所は、この写真のように食べ物は既に作り置きであるのですが、注文したら再加熱してくれるので、いつでもアツアツが食べられるんです。
まさにこの写真は、僕があっためてもらっているのを待っている所なんです!
以上、六合夜市の概要と僕が好んで食べるメニュー3つをご紹介しました。
高雄に行かれた際には、美麗島駅のステンドグラスと合わせて是非足を運んでいただきたい場所なので、みなさんも夜市の活気ある雰囲気とグルメを楽しんでいただければと思います!!(美麗島駅について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。)