「通天閣」といえば、間違いなく大阪を代表するシンボルでありランドマークではあるのですが、大阪人で登ったことのある人はあまりいないんじゃないでしょうか?
僕も今までに何度も下は通ってるし、見上げて写真も撮っていますが、登ってみようって気になったことはありません。
しかし、先日行った「あべのハルカス」のように、地元で行く気にはならなかったけど、いざ行ってみたらめちゃくちゃ楽しかった!ってスポットは他にも沢山あると思うので、コロナ禍で遠出の旅行をする機会が減っている中、あえて大阪人が大阪の観光スポットを楽しむっていうのもいいのでは?って最近は思うようになって来ました。
でも、僕がケチなだけかもしれませんが、通天閣に900円払ってまで登ろうとは思わないんですよね(笑)
そんな僕みたいにお金を極力かけたくないけど、大阪観光は目いっぱい楽しみたい人必携なのが「大阪周遊パス」です!
僕は2021年のGW前の緊急事態宣言直前に使ったので、休業施設も沢山あったのですが、それでも相当お得に大阪観光を楽しめたので、是非利用していただければと思います。その時のレポートもあります。
「通天閣」の概要・基本情報
さて、通天閣なんですが、東京タワーみたいに電波塔の役割を果たしていたわけでもないし、そもそもなんであんなタワーがあるんでしょうか?
詳しく知りたい方はこちらの通天閣公式サイトが提供している「通天閣の歴史」を読んでいただきたいのですが、初代の通天閣は1912年(明治45年)に完成し、当時新世界にあった遊園地「ルナパーク」のシンボルタワーとして誕生しました。ですので、元々観光施設として建造されたタワーなんです。
1943年に火災にあって解体されたのですが、幾多の難題を乗り越えて、現在の通天閣は1956年に復興されたそうで、その当時は通天閣の展望台が日本一高い展望台だったそうです。
「通天閣」の高さ
そんな通天閣も「あべのハルカス」が出来てからはずいぶん可愛らしく見えるようになりました。
通天閣の高さは100mで、避雷針を含めると108mとなります。以前は避雷針の長さは3mだったようで、Googleで検索すると通天閣の高さが「103m」と表示されますが、現在は108mのようです。
「通天閣」への行き方・最寄り駅
通天閣がある新世界エリアの最寄り駅として、JR大阪環状線の「新今宮」駅、大阪メトロ御堂筋線・堺筋線の「動物園前」駅などありますが、通天閣に一番アクセスがよいのは大阪メトロ堺筋線の「恵美須町」駅です。
3番出口を出ると、目の前に通天閣があるので、絶対に迷うことなく行くことが出来ます!
ちなみに、展望台の入り口は地下になります。階段またはエレベーターで地階に降りてから入場になります。
「通天閣」の営業時間・曜日
コロナ禍の現在は、緊急事態宣言やまん延防止措置などでしょっちゅう営業時間が変わったり、休業になったりするので、必ず公式ホームページの営業案内を行く前にご確認下さい。
2022年4月17日現在では、一般展望台の最終入場が19:30、屋外特別展望台の最終入場も19:30となっています。
「通天閣」の入場料金・割引チケットの購入方法
通常の入場料金は、大人(高校生以上)が900円、中学生・小学生 ・ 幼児(5歳以上)が400円です。
また、300円を追加で支払うと屋外展望台(展望パラダイス)に入場できます。
通天閣のてっぺんが間近に見え、足元が透明でスリル満点な跳ね出し展望台(上の写真の突き出している箇所)も楽しめるので、時間に余裕があるのなら是非体験されることをおススメします!
両方行くと1,200円必要なんですが、大阪周遊パスがあれば通天閣の入場はパスの提示のみでOKで、屋外展望台への入場も割引が適用されます。(300円→200円)
またアソビューから5%~10%割引の前売り券を買う事ができるので、是非活用してみて下さい。
「通天閣」から見える風景・見どころなど
屋上 特別野外展望台「天望パラダイス」/跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」(94.5m)
個人的には5階の展望台よりも、屋上展望台が一番オススメです。300円追加料金を払って行く価値は十分にあります!
こちらに関しては別記事で取り上げる予定ですので、そちらをご覧ください。(現在執筆中です。)
5階 黄金の展望台(87.5m)
3階からエレベーターに乗って、まずはじめに到着するのが5階展望台です。
こちらがそのエレベーターなのですが、金色一色で(笑)、このフロアはゴミ箱から床、天井、鉄骨まで全てが金色です!
大阪城の豊臣秀吉の「黄金の茶室」からインスピレーションを受けたそうですが、僕は金色好きなのでいいんですが、人によってはこの時点で受け付けないかもしれないですね(苦笑)
ざっくり八角形の形をしていて、高さがハルカスほどない分、近くの建物は結構大きく見えるので、通天閣は通天閣のよさがある景色が楽しめます。
東方向には眼下に広がる天王寺動物園と、日本一高い「あべのハルカス」が見えます。動物園のキリンなどもしっかり見えるので、なかなか面白いです。
西側では、写真左奥に「咲洲コスモタワー」が見え、大阪ドームや弁天町のツインビルなども見えます。夕陽の時間帯に行くと、また素敵な景色が見えるかも知れません。
眼下に見える大きなビルは「世界の大温泉 スパワールド」で、巨大な温泉テーマパークです。
バブルの時代に作られたというのもあり、ギリシア彫刻や青の洞窟、フィンランドの森林サウナなど相当凝った装飾の中で、異国情緒を楽しみながらお風呂が楽しめます。
この写真ではランドマーク的なものは見当たりませんが、北方向はなんば・梅田の街並みです。
4階 光の展望台(84m)
通天閣の出口は5階から階段を下りて4階からエレベーターで降りるのですが、その4階が「光の展望台」となっています。
写真にミラーボールが映っていると思うのですが、なんと爆音でダンスミュージックが流れています。
夜になるとディスコさながらなんでしょうが、ハッキリ言って僕は不快でした。
聞きたくもない音楽を爆音で聞かされ、エレベーターが来るまで耐えなきゃいけないので、大音量の音楽が嫌いな人間にとっては地獄でしかありません。
パリピな人には4階は楽しいんでしょうが、僕は4階のクラブフロアは正直いらんなぁと思いました。個人的に唯一のマイナスポイントです。
実は通天閣は階段を使って降りることもできる
基本的には4階からエレベーターで降りるのですが、上の写真にあるように階段を使って地上まで降りることも実は可能です。
ただし、注意書きにあるように5分以上景色の見えない階段が続きますし、途中で戻る事もできませんので、その環境に耐えれる方、降り切れる自信のある方のみ階段を利用して下さい。
3階 通天閣ミュージアム
エレベーターから降りると、約100年前の通天閣があったころのジオラマやムービーが放映されているさながら「通天閣ミュージアム」なエリアがあります。
多くの人は帰り道にさっと通過してしまいそうですが、僕は結構このエリアも楽しめました。今の通天閣はそんな洗練されたイメージはありませんが、当時は日本のエンタメの最先端を担っていたのではないか?そんな想いを馳せることのできる展示だと思います。