6月30日には多くの神社で、葦で作られた茅の輪（ちのわ）が設置され、半年間の罪穢れを清める「夏越の大祓」が行われます。
僕も、大阪谷町にある「生國魂神社（いくたまさん）」に行ってきました。正門の鳥居には大きな茅の輪が設置されていました。
この茅の輪をくぐり、1月から6月の間に日々蓄積してきた罪や穢れなどを清め、また7月からの下半期を心新たに過ごそうって思えました。
そろそろ2021年年初、初詣の時の気持ち新たに…っていうのも遠い昔の話になりつつありますので（笑）、このように6月末の大祓で精神的に自分をリセットするのはいいことかなって感じます。
生國魂神社（いくたまさん）には初詣期間限定の御朱印（干支朱印）がある
神社やお寺で御朱印をいただいた後、墨移りを防ぐために和紙が挟まれますが、いくたまさんの和紙にはこのような事が書かれています。
十干と十二支を組み合わせた「六十干支」の朱印が用意されており、写真下部にも書かれていますが「60年の歳月をかけて一巡りします」とあります。
60歳まで生きること（還暦）ができれば、自分の生まれた時の干支朱印がいただけるわけです！
ここにも書かれているように、毎年1月限定でこの干支朱印をいただくことができます。こちらは、僕が2021年（令和三年）1月にお参りした際のの御朱印です。
夏越の大祓と初詣期間限定朱印の案内が並んでいる？
ところが、2021年6月30日にいくたまさんで目にした光景がこちらです。
左側には「四時から大祓式」の案内が、そして右側には「御朱印受付」の幕があります。少し見にくいので拡大すると…
1月限定「干支朱印」ってあります！
これ、神社の方が今年の1月から取るのを忘れていたわけでは決してありません！
コロナ禍を考慮し「干支朱印」の授与期間が大幅に延長されています！
直近の大阪の緊急事態宣言は6月21日に解除されましたが、春にも緊急事態宣言は出ていたし、それ以外の時もまん延防止だったり、大阪市独自の時短要請などあって、なにかと外出するのをためらう方も多かったと思います。
そのご時世を考慮して、本当は1月に参拝したかったけどできなかった方のために「干支朱印」の授与期間が延長されています！
神社内にも「このことを知らない方のためにSNSなどで広めていただけたら幸い」とあったので、今日ブログ記事にしました。
そして、再びいただいた御朱印がこちら。
夏越の大祓の日付6月30日と、初詣期間限定の干支朱印が一緒に書かれている、おそらくコロナ禍でしか授与されないレアな御朱印となりました。
もちろん、干支朱印が1月中しかいただけない普通の世の中に戻って欲しいのは当然のことなのですが、閉塞感のあるこんな時代だからこそ、こういった偶然も楽しめていければと思います。
夏の除災パワーと新年の清々しいパワーの両方をいただけそうな、ユニークな御朱印の紹介でした。
いつまで干支朱印の授与が行われるのかは明記されていませんでしたので、干支朱印を確実に授与されたい方はいくたまさんに行く前に問い合わせいただきたいのですが、1月中にお参りに行けずに干支朱印を諦めていた方は、是非授与延長を知っていただきお参りしていただければと思います。
生國魂神社（いくたまさん）への行き方・アクセス
生國魂神社（いくたまさん）の最寄り駅は大阪メトロ谷町線・千日前線の「谷町九丁目」です。近鉄電車の大阪上本町からも徒歩圏内です。
