今年で開業7周年を迎える、大阪市阿倍野区にある高層ビル「あべのハルカス」
2014年3月7日に全館開業した高さ300mの「あべのハルカス」は、高さ296mの「横浜ランドマークタワー」を抜いて「日本一高いビル」となりました。
「高さが日本一のビル」の座は2023年完成予定の、高さ330mの「虎ノ門・麻布台プロジェクト」が完成するまでは続きますが、大阪の超高層ビルはキタ(梅田エリア)とベイエリアに集中しているので、ミナミ・天王寺エリアで頭一つとびぬけたハルカスの存在感はこの先も続くと思います。
さて、そんな「あべのハルカス」の最上階には展望台があります!
タビネクストの中の人は大阪人なのですが、梅田スカイビルも通天閣も何度も下を通ることはあっても上ったことはないし、もちろんハルカスも百貨店には行くけど上ったことはありません(笑)。
おそらく、地元の人間が生活しているの街の有名観光スポットに行く事は少ないと思うのですが、コロナ禍で都道府県をまたぐのも憚られる空気の中、自分の住んでいる街をあえて旅するのも楽しいもので、結論から言うと行ってみたらめちゃくちゃ楽しかったので、是非参考にしていただければと思います。
あべのハルカス300展望台の概要
(あべのハルカス公式サイトより引用)
「あべのハルカス」は地下5階、地上60階で地上300mの高さのビルです。
ビル内には近鉄百貨店本店、オフィスゾーン、大阪マリオット都ホテル、あべのハルカス美術館、ハルカス300展望台などがあります。
ちなみに、2021年4月に台湾の食に関するセレクトショップ「神農生活」の日本第一号店が、近鉄百貨店あべの本店内にオープンします。
あべのハルカス300展望台への行き方
近鉄南大阪線の終点「阿部野橋」とハルカスは直結していますが、大阪観光で来られる方であれば、
- JR天王寺駅(大阪環状線、JR大和路線、阪和線)
- 大阪メトロ天王寺駅(御堂筋線・谷町線)
が最寄り駅となります。また、関西空港や大阪伊丹空港からリムジンバスも出ています。
あべのハルカス300展望台の営業時間
この記事を書いている2021年4月現在、大阪市には「まん延防止等重点措置」が適用されているため、あべのハルカス展望台も10時から20時までの時短営業となっています。
通常であれば9時から22時なのですが、営業時間はコロナ禍で常に変更されていますので、実際に行かれる前に必ず公式サイトの営業案内を確認してからお出かけください。
あべのハルカス300展望台のチケット購入方法・割引チケット案内
当日入場料金は以下のようになっています。
区分 | 料金 |
大人(18歳以上) | 1,500円 |
中高生(12歳~17歳) | 1,200円 |
小学生(6歳~11歳) | 700円 |
幼児 | 500円 |
事前購入・決済できるサイトでも、あべのハルカス割引入場券というのはほぼ扱っておらず、他の旅行商品とセットでいくらか割引になるというのはあります。
僕が今回利用したのは、大阪市内の有名観光施設の入場と大阪メトロ(地下鉄)・大阪シティバス(市バス)の乗り放題がセットになっている、大阪観光を非常にお得に楽しめる「大阪周遊パス」とハルカス入場券のセット券です。
それぞれ個別に買うよりも300円安くなるので、このような方法でハルカス展望台の入場料をいくらか割引にすることが出来ます。
【2023年4月22日追記】このチケットは現在発売されておりません。
あべのハルカス300展望台の内部の様子
さて、「あべのハルカス展望台」からの風景なのですが、チケット売り場のある16階から展望台がある60階まで、1分もかからずに高速エレベーターで一気に昇ります。
建物内のエレベーターなので、外の景色は見えませんが、エレベーター内の光の演出で滑走路から離陸するような、星空に向かって打ち上げられているような感覚を味わえます。
エレベーターの様子は動画でご紹介することもできるのですが、あえてここでは紹介せずに現地でのお楽しみ!とさせていただきます(笑)。
60階展望台の様子
60階の展望台はこのような感じで、東西南北を見ながらぐるっと巡れる回廊になっています。
足元から天井まで大きなガラスで覆われているので、とても解放感があります!
回廊の内側(中庭側)を見れば、反対側の通路を見ることができるのですが、まるで空を散歩しているような光景を目にすることが出来ます。
58階屋外カフェエリア
そして先程の写真の下側をよく見ると、コタツに入って談笑している人たちがいることに気づかれると思います。
これは冬季限定のイベントなのですが、なんとコタツに入りながら、夜景を楽しみつつ「おでん食べ放題」が味わえるんですよね(笑)夏場にはバーベキューもやってたと思います。
このようなガッツリしたメニュー以外にも58階にはお店があって、フードコート感覚でドリンクや食べ物を楽しむことが出来ます。
僕はホットコーヒーを飲みましたが、約400円で観光地価格でもなく気軽に楽しめると思います。
買ったコーヒーをこのような椅子に座りながら、夜景を見つつ楽しむことができるんです!とても贅沢な時間でした。
あべのハルカス300展望台から見える風景
ハルカス300展望台から見ることが出来る大阪・兵庫の有名スポット
大阪一、いや関西一高い場所からの展望なので、大阪の有名スポットだけではなく、兵庫県の淡路島や明石海峡大橋まで望むことができます!
ハルカスが出来るまではミナミ・天王寺エリアで一番高かった「通天閣」も、まるでミニチュアのように眼下に見ることが出来ます。
通天閣
四天王寺
大阪城・大阪ビジネスパーク
京セラドーム大阪(大阪ドーム)
大阪府咲洲庁舎(さきしまコスモタワー)と明石海峡大橋・淡路島
日中(昼間)の風景
日没(夕焼け・夕方)の風景
夕暮れの時間帯になると、西側に沢山の人が夕日を見るために集まってきます。
僕が行った日は快晴で、太陽が山に沈むところまでしっかり見届けることが出来ました。
コロナで旅行にも全く行けてなかったので、久々に見た大きな夕日にとても感動しました。
夜景
こちらは昼間と同じく東(生駒山・信貴山方面)の景色。同じ街を見ているのに、昼間とは表情が全く異なってます。
こちらは西(大阪湾方面)の夜景。右に通天閣が見えています。
あべのハルカスで無料で展望が楽しめるって本当?
ネット上であべのハルカスの情報を調べていると、「無料で展望が楽しめる」って書いてあるブログやメディアがいくつかあります。
これは半分正解で、半分間違いです。
というのも、僕も今回展望台に上るまでは、誰でも無料で行くことが出来る16階の中庭から展望を楽しんでいたからです(笑)
ハルカスの16階は展望台のチケット売り場や入り口、美術館があるフロアなのですが、ここの高さが地上80.6mあります。ちなみに、通天閣展望台の高さが87.5mなのでハルカスの中庭からもそれなりに景色は楽しめるんですよ(笑)。
僕は16階よりもまだ1階上にある、近鉄系列のカフェ「チャオプレッソ」でコーヒーを飲みながら景色を楽しむことが多いです。
もちろん、エキナカにあるカフェと同価格帯なので、300円前後のコーヒー代で、素晴らしい景色を楽しみながらくつろぐことが出来ます。
とはいえ、60階から見る景色と16階から見る景色は全く別物です。今回、展望台に上ってハッキリわかりました。
地上300m付近のハルカス展望台から見る景色は、大阪伊丹空港に着陸する寸前の大阪平野の景色とほぼ同じです。やはりスケールが違います。
とはいえ、16階の中庭や17階カフェからの展望もかなり見ごたえはあります。お気軽に景色を楽しみたい時は上手く活用されるといいと思います。