2021年のゴールデンウィークも大阪は緊急事態宣言下。
大阪の商業施設や飲食店、観光地はほぼ全て閉鎖されて、今年も「大型連休」という言葉だけが空しく響き、そして緊急事態宣言の延長は確実という流れの中、5月が始まろうとしています。
僕は、今年のGWはさすがに街の空気も明るくなってきてるんやろうと、3月の半ばくらいにそう思ってて、2020年版大阪周遊パスの有効期限ギリギリの4月末に、大阪在住だからこそ、逆に今まで行く事のなかった「大阪の観光地」を巡り、遠出がしづらい今、旅気分を味わおうと考えていました。
が、予想に反するどころか斜め上の「緊急事態宣言」!!!
なんとか4月中旬に使い切ることができたものの、周遊パス利用の醍醐味でもある「クルーズ」系は軒並み臨時休業で、緊急事態宣言が発出されることがわかってから慌てて利用したので、正直、大阪周遊パスの恩恵を十分に受けることはできませんでした。
とはいえ、やはり「大阪観光の最強チケット」の名は本当で、本当にお得に便利に大阪観光を楽しめました。
大阪観光が出来るのはまだ先の話になりますが(とはいえ梅雨明け頃には、今年こそ街が元気になって欲しい!)、4月中旬に駆け込みで利用した「大阪周遊パス」について、どんな施設を利用したのか、僕の利用方法をお伝えすることで、また感染対策をしながら大阪観光が出来るようになった時の参考になればと思い、今日は実際に使ってみた感想や、僕の観光ルートについてご紹介したいと思います。
「大阪周遊パス」って何?
冒頭から皆さんが既に「大阪周遊パス」を知ってるような感じで話を進めていますが、「大阪周遊パス」ってなんなん?って方もいらっしゃるかと思います。
ざっくり言いますと、大阪市内メインの有名観光スポットの入場券と地下鉄の乗り放題がセットになった券です。
大阪城、通天閣、梅田スカイビルなどの定番スポットが網羅されれて、しかも大阪市内の地下鉄や私鉄(1日券の場合)もいちいち切符を買わずに自動改札で通れるっていう、本当に便利かつお得なチケットです。
概要や使用上の留意点などはこちらにまとめてますので、まだ知らんかった!って方はお読みください。
僕が「大阪周遊パス」を実際に利用した行程
本来であれば、こういった「観光版食べ放題」ともいえる大阪周遊パスは、朝からガッツリつかうものだと思います。
ところが、緊急事態宣言で4月末には大阪周遊パスがおそらく使えなくなる!ってわかった翌日に急に使ったので、1日は15時からの利用、2日目は11時からの利用でしたが、それでも十分に元は取れたし、快適に使えました。
【1日目の行程(合計2か所利用)】
(サムハラ神社にお参り)→絹谷幸二天空美術館→梅田スカイビル空中庭園展望台→(阪神スナックパークで軽食)
【2日目の行程(合計4か所利用)】
通天閣→(道頓堀で昼食)→天保山大観覧車→(天保山マーケットプレイスを散策)→さきしまコスモタワー展望台→天然露天温泉スパスミノエ
以上のように、2日間で無料入場可能な施設のうち合計で6か所しか行っていません。でも、僕は1か所をかなりゆっくり見るほうなので、この行程でも旅心は結構お腹いっぱいに満たされました!
ちなみに、今回僕が訪れた「観光施設の通常入場料」と「交通費」のは以下の通りです。
施設名/チケット名 | 入場料 |
絹谷幸二 天空美術館 | 1,000円 |
梅田スカイビル 空中庭園展望台 | 1,500円 |
通天閣 | 900円 |
天保山大観覧車 | 800円 |
さきしまコスモタワー | 800円 |
天然露天温泉 スパスミノエ(平日) | 670円 |
大阪メトロ1日乗車券 平日(800円)2回分 | 1,600円 |
6か所の施設入場料の合計が5,670円、1日乗車券2回分を合わせると通常なら7,270円必要となります。
それが、「大阪周遊パス」を利用すれば2日間で3,600円になるんですから、3,670円得したことになります。
ゆったり回った僕でも、チケット代金の倍利用できているので、クルーズを利用したり、もっと沢山の場所を回る方なら、チケット代金の3倍以上の観光を楽しむことも可能です!
「大阪周遊パス」を実際に利用してみた感想・利用前にやっておくべきこと
チケット売り場に行く必要もない施設も多く、快適に利用できる
僕が今回訪れた施設のうち、施設のチケット売り場に行って「紙の入場券」と引き換える必要があったのは、「絹谷幸二天空美術館」と「さきしまコスモタワー」の2か所で、「梅田スカイビル空中庭園展望台」「通天閣」「天保山大観覧車」ではチケット売り場に行かず、直接入り口に向かい、「大阪周遊パス」表面のバーコードを係員に見せるのみで利用することが出来ました。
「天然露天温泉スパスミノエ」もカウンターでバーコードを見せれば利用できます。
旅の記念に紙のチケットが欲しい方には逆に残念かもしれませんが、今回はコロナ禍でどこの施設も人が本当にいなかったので関係なかったのですが、数年前まではどの観光施設もものすごい人が訪れ、チケットを買うだけでも窓口に数十分は並ばなきゃいけないケースも多々あったと思います。
そんな時だと、チケット売り場に並ぶ必要なく、直接入口に向かってバーコードを見せるだけで良いのなら、時間の節約にもなるし、ストレスフリーに大阪観光を楽しむことができると思います。
エリア間の移動回数を最小限にするような行程を組む
「大阪周遊パス」で無料入場できる施設は大阪市内に点在しているので、時間を有効活用したいのなら自分の訪れたい場所が上の地図でどのエリアにあるのか?を把握した上で、行程を組むのが大事です。
上の地図で言うと、キタ・ミナミ・天王寺エリアの行き来は地下鉄で15分前後なので、さほど時間がかからないのですが、ベイエリアに行くには中心部から30分近くかかりますし、「大阪城天守閣」は最寄駅から片道徒歩15分くらいかかるので、大阪城エリアとベイエリアに関しては一気に回ってしまうのがおススメです。
また、電車賃が別料金になるので万博記念公園エリアに行く方はあまりいないと思いますが、乗り換えも入れれば、中心部から片道1時間は見ておいた方がいいと思います。
僕の場合は、日中に天保山大観覧車に乗って、夕方あたりから南港のコスモタワーから展望を楽しみ、日が暮れたらスパスミノエでお湯につかろうっていう感じでベイエリアの観光を午後以降に固めました。