僕はこれまでに台湾で約90泊しているのですが、うち2泊は台湾の旅中に知り合った方の所に泊めてもらい、1日は飛行機が遅れたための空港泊。それ以外は全てゲストハウスに泊まっています。
未だに海外でホテル(個室)に泊まったことがないんですよね…(汗)。
ゲストハウス、ドミトリー、ユースホステル…厳密な定義や呼び方は色々あると思いますが、僕がここで言っている「ゲストハウス」は共用のキッチンや交流スペースのある、相部屋の宿泊施設だと思ってください。
初めてのゲストハウス宿泊時には正直、相部屋で泊まる事には抵抗がありました。
同室の宿泊客のマナーやモラル、そしていびきのような不可抗力に滞在の快適さが左右されるのは事実ですし、しかも盗難にあったケースも海外を中心に何回か耳にしたことがあります。
しかし、そのようなリスクを事前に減らすことはできますし、ゲストハウスだからこそ味わえる旅の醍醐味はありますので、今日はゲストハウス利用の旅の魅力と快適なゲストハウスを選ぶ際のポイントをお話ししたいと思います。
思いがけない「出会い」が待っている
ゲストハウスを利用する主な理由が「低価格」であるのは事実なのですが、思いがけない「出会い」こそがゲストハウス旅の一番の醍醐味だと思います。
出会いといっても一言、二言交わすだけのものから、朝まで語りあうような深いものまであります。
そして、仲良くなった人とは連絡先を交換して連絡を取り合ったり、中にはお互いの地元(日本、台湾、香港)で再会してご飯に行くくらいに仲良くなれた人もいます。
もちろん、こういう素敵な出会いは毎回ある訳じゃなくて、基本的には「偶然の産物」であるのですが、一方で「積極性の産物」でもあります。
宿泊客の中には積極的に交流をしたい人もいれば、一人の時間を楽しんだり、自分の作業をしていて他人から声を掛けられたくない人もいますので、そこの判断が難しい所ではありますが、それでも声をかけなきゃ何もはじまりませんので、素敵な出会いが欲しければ積極性は必要になるでしょう。
しかし、僕は人の輪に入るのが大の苦手なので、これまでの素敵な出会いは全て声をかけてもらったものによるものなんです…。ですので、そういう意味では僕はとてもラッキーです。
これらの出会いが、僕の台湾旅好きを加速させたのは間違いありません。
それくらい、低価格以上に魅力的なのが他の旅人との交流です。
1泊2,000円前後で、オシャレな設備も多い
2015年から台北のホステルを利用しているうちに気が付いたのが、台北市内中心部に500元前後のゲストハウスが増えてきています。
しかも、カプセルホテルのように各ベット毎に個別にTVがついていたり、中にはウォシュレット付きのトイレがある所もあります。
2014年は600元前後のホステルが多かったのですが、それがやや高く感じるくらいに低価格のホステルが多数出てきているのを肌で感じています。
日本人が書いたクチコミ内容からゲストハウス内の事を知る
さて、ゲストハウスを選ぶ時の基準なのですが、僕が今も参考にしていて、実際に役立っているのが「クチコミ」です。
そして中でも、日本人宿泊客のクチコミ内容をよくチェックしてみて下さい。評価点数はあまり気にしなくていいです。
クチコミは世界中から寄せられますがなぜ日本人のものをチェックするか?というと、日本語で書いてあるから読みやすいというのもありますが、日本のホテルの清潔さや接客レベルが世界的にみても高い(やや過剰な点も含めて)ので、他の国の人だったら気にならないけど、日本人なら気になるだろうというポイントもしっかり知る事ができるからです。
台湾ではトイレットペーパーは流せないし、ウォシュレットはないし、シャワーと脱衣所が一体になっていて、シャワーを浴びた後に服が多少濡れてしまうのも普通なのですが、そういう点でマイナス点をつける日本人が多いので、日本人がつけるクチコミの点数は全体的に低くなっています。
だから、点数を鵜呑みにするよりは書かれている内容をしっかり読むほうが有益です。