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台湾台中「高美湿地」行き方、読み方と鏡張りの夕日

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ここ数年のインスタグラムブームで、台湾の中でもインスタ映えするフォトジェニックなスポットが沢山あり、旅先として注目が高まってきた「台中市」

台北から台湾新幹線(台湾高鐵)を使えば片道50分~1時間で行けることもあり、台北が拠点であっても十分日帰り観光も可能です。

僕は台北出発の日帰りバスツアーに参加して行きましたが、自分の旅のスタイルに合わせていろんな行き方が選べます。

ちなみに、台湾新幹線を利用するなら台湾新幹線割引切符(台湾高速鉄道)※外国人限定を利用すればお得です。

また、僕が参加した台北出発の台中バスツアーは、非常に効率よく台中のスポットを巡り、しかも、各スポットの滞在時間もツアーにしては長めだったのでとてもよかったです。

ガイドさんは日本語も堪能なので、コトバに不安がある方も安心して参加できます。

台中スポット紹介最終回の第4弾は「台湾のウユニ塩湖」とも言われ、近年注目されている「高美湿地 Gāo měi shī dì / ガオメイスーディー」です。

個人旅行で行くのなら相当のパワーと時間が必要

僕が高美湿地に行った時は、到着した際は曇り空だったのですが、日没直前に太陽が顔を出してくれて、なんとか夕日を見ることが出来ました!

確かに夕日は美しかったんですが、実際に足を運んでみてわかったのは

  • 鏡張りの写真を撮るのには人混みの中、湿地の先端まで行く必要がある
  • 台中駅からバスで行こうと思えば行けるけど、片道2時間~3時間
  • 最終バスを逃したら自力でタクシーを呼ばなきゃいけないかも?

などなど…。これまでにご紹介したスポットとは異なり、一人旅で低予算で行こうと思えば、相当パワーのいる場所なんです。

ウユニ塩湖のような鏡張りの写真を撮りたいのであれば、人混みの中を湿地にかかる橋の先端まで行き、そこから裸足なりビーチサンダルになって湿地の上に立って初めて撮ることができるので、人混みが嫌いな僕は秒で諦めました(笑)。しかも晴天じゃなきゃ反射しません。

海に沈む夕日を見たいだけであれば高美湿地じゃなくても、台湾西部の海岸沿いで十分だと思うんですが、湿地に反射する夕日はやはりここじゃないと見れないと思うので、わざわざ高美湿地に行く価値というのはあると思います。

つまり、高美湿地、美しい場所ではあるのですが、行くまでの時間と労力は他の台中のスポットとはけた違いにしんどい事は知っておいた方がよいでしょう。

なのでインスタ映えガチ勢以外の「せっかく台湾に来たし、高美湿地見てみたいなぁ…」レベルの観光客であれば「ツアーで行く」以外の方法で行く事を、僕はオススメしません。

その前提でご紹介しようと思います。

台中駅から路線バス利用での高美湿地への行き方

僕はこれからご紹介する行程で行った事がないので、もし、僕が次に自力で行くのならこの行き方で行くという行き方です。実際に利用した行程ではないのでご注意ください。

まず、台中駅から「309」のバスに乗ります。こちらの統聯客運のホームページから路線図と時刻表を見ることができます。「優309」を選んでください。

日曜日の日中に行くという仮定で調べたのですが、バスの乗車時間が2時間20分と表示されました。

そして、バス停を降りてから約30分歩きます。

調べたところ、バス停の近くにレンタル自転車のユーバイク(U-bike)があるので、利用できる方だともう少し楽に行けると思いますが、僕はユーバイクの利用登録をしたことがないので、現時点では利用方法を説明することができないです…。(利用次第、説明は追加する予定です。)

つまり、台中駅からバスと徒歩で最短でも片道2時間から3時間はかかります。往復だとおそらく移動のみで6時間はかかると思います。

また、万が一、帰りに最終バスを逃してしまった時の対処策(タクシーを呼ぶ、まだバスが走っている最寄りのバス停まで歩く等)を確保しておいた方がいいでしょう。

そんな諸々を考えると、僕は「別に行かなくてもいいかな…」って思うので、自力でこれまで行かなかったんですよね。おそらく、今後も自力で行く事はないでしょう(苦笑)。

ある程度の人数で行かれるのなら、割り勘ができるタクシー利用が一番いいかもしれません。

ですので、台湾初心者の方や一人旅の方で高美湿地に行きたいのであれば、断然バスツアーの利用をオススメします。

高美湿地へは、台湾に通算14回行っている僕でも労力的に躊躇するレベルなので、台湾が初めての方や海外の一人での移動に慣れていない方が自力で行くのは相当苦労するんじゃないかなと思います。

台中観光1日ツアー:高美湿地・彩虹眷村・宮原眼科|台中市内発着

高美湿地の遊歩道は開放時間制限あり。湿地に勝手に入ると100万円の罰金!

冒頭にも書きましたが、実際に足を運んでみてわかったのが、インスタグラムで見る「鏡張り」の写真を撮れた方達っていうのは、その写真を撮るポイントに行くまでだいぶ苦労をされているという事です。

まず、高美湿地は自然保護区なので勝手に入ったら罰金刑になるんです。最高で25万台湾ドル(約100万円)とありますね…。

そして、湿地にかかる遊歩道ですが開放時間が決まっています

オープンとクローズの2つの時間が書いてあるのですが、このクローズ時間に間に合うように帰ってくる人はほぼいませんでした(笑)。

ゲートが開くのを待つ人達

僕も戻ってきたときにはすでに門は閉じられていたのですが、門の横にある空間から柵をまたいで外に出ることは可能なので、閉門時間は実質的にはあってないようなものです。

とはいえ、車いすなどで来た方や、お年寄りだと柵をまたぐのに苦労すると思うので、家族旅行で来る方はゲート開放時間を守った方がいいと思います。

また、湿地に降りている方達は、遊歩道の先端まで行って、人が降りることが出来る場所までたどり着いているのですが、そこに行くまでの海風がめちゃくちゃきつくて、本当に時々飛ばされそうになるくらいなので、お年寄りやお子さんは本当に注意しないといけないと思います。

ツアー終盤で疲れていた僕は強風で先端に行くのを断念しましたが(笑)、あまり体力に自信のない方は、強風の中、遊歩道を歩くのには意外とパワーが必要だという事は知っておいた方がいいでしょう。

また、湿地に入らないと自分を含めた鏡張りの写真は撮れませんから、ビーチサンダルなり、裸足になるための準備(タオル持参)は必須です。

苦労して見る価値のある夕焼けが「高美湿地」にはある

さて、肝心の風景は?という事なのですが確かに美しかったです。

バッチリ鏡張りとは行きませんでしたが、風力発電の風車が水面に映りこみ、紅く染まる様子はまた海に沈む夕日とは違った趣で、苦労して見に来る価値のある景色であることは事実でしょう。

当日は台風が接近していたのもあるのか、雲はちょっと不気味な感じでした。

以上、高美湿地のご紹介でしたが、自分が水の中に入って夕焼けの空と一体になるのはやはり格別の体験だと思います。僕は強風で断念しちゃったのですが、本音を言うとやっぱり湿地に入ってみたかったです(泣)。

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