NEOかわいい「ハピネス香港」プロジェクト
先日、「Discover Hong Kong – 香港政府観光局」のFacebookページを通じて、ハピネス香港というプロジェクトの存在を知りました。
プロジェクトページによると…
ハピネス香港は、ファッション・アート・音楽を通じて、
日本と香港の文化交流を作り、アジアのクリエイティブの魅力を伝えるプロジェクトです。
ということだそうです。
メインのプロジェクトは、日本のイラストレーターの「たなかみさき」さんと、香港のコミックアーティスト「門小雷(リトルサンダー)」さんがコラボレーションして、香港のSOHOにある複合文化施設「PMQ 元創方」の正門の石柱にウォールアートを描くことのようです。
また、これとは別に、「CHAI」という日本のガールズバンドの「ほれちゃった」という曲のPVを香港で撮影し、そのPV中にリトルサンダーさんが描いたCHAIのイラストが登場するんですが、この2人がコラボしたPVもハピネス香港の一つのプロジェクトになっているようです。
さて、そのPVなのですが、曲も含めて僕はドハマりしてしまいまして、曲の雰囲気とPVで切り取られた香港の街並み、そして楽しそうなCHAIの様子も含めて、香港の魅力がギュッとつまった素敵なPVになっています。
まずはCHAI「ほれちゃった」のPVをご覧ください
まずは、実際のPVを見ていただかないことにははじまりませんので、こちらをどうぞ!!
インスタ映えしそうな香港のフォトスポットも一杯
このPVの注目すべきところは、ムービーが正方形で撮られていて、おそらくインスタグラムでも綺麗に見れるように作っているのかな?と僕は思っています。
三角形の通路を走るシーンがありますが、これは香港文化センター(香港文化中心)の外周通路で、僕はこれまでに何度もこの建物を見たことはありますが、近くを歩いた事がなかったので、次に行ったときはここの写真を撮ってこようと思います。
この通路は取り方次第ではまさにインスタ映えする写真が撮れそうです!
後は星光大道(スターアベニュー)や半山電梯(ミッドレベルエスカレーター)、1881Heritage(1881ヘリテージ)なども登場しています。
またPMQ元創方で4人が交互に立ったりしゃがんだりするシーンもありましたが、ここはガイドブックでも必ず紹介されるようになったと言っていいくらい、中環の観光スポットになりつつあります。
そして、2017年12月に香港に1年ぶりに行ってきた際にPVに登場するスポットを巡ってきました。実際に僕が、香港からインスタグラムに投稿した写真を交ながらご紹介したいと思います。
「香港文化中心」の外周道路
PVでは三角形の通路を4人が走っていくシーンがありましたが、この形が印象的で、撮り方によっては色々遊べるのでは?と感じながら観ていて、実際に足を運びました。
この通路は、尖沙咀のスターフェリーターミナル近くにある香港文化中心の外周通路で、下の写真の矢印の部分が通路です。
外がこんなに青空なのに、通路は影が多くて結構暗いのです。僕はこの通路に立った瞬間に「ピタゴラスの定理」という言葉が頭に浮かびました!
奥行きのある直角三角形が並ぶその姿は、幾何学的なアートそのもので、外の青空と通路内のモノクロの世界の対比で、一瞬、自分が今香港に入る事を忘れ、ヨーロッパの美術館に来たような感覚を得ました。ヨーロッパに行った事ありませんが(笑)…。
撮影した時はたまたま人がいませんでしたが、基本的には建物の裏側の通路なので、香港文化中心へ出入りする業者さんや、通行人の多い場所です。
写真をじっくり楽しみたいのなら、人通りの少ない箇所を選ぶのが大事になると思います。
佐敦の一角にて撮影スポットをたまたま発見!
これはたまたま歩いてて通りがかっただけなのですが、PVの中にある「西湖大酒店」っていう看板を覚えていたので、それを実際に目にした時にはテンション上がりました!
PV撮影時には工事中だった建物も工事が終わったようで、僕が撮った写真には足場がありませんが、同じ地点です。
そして、写真左下に黄色い看板で「〇〇美食坊」とありますが、これはストリートフードのお店です。串刺しのシューマイや魚肉団子、揚げ物などが売っています。買った人はお店の前で立って食べている人が多かったと思います。
基本怖がりな僕は広東語をしゃべれないことを理由に、こういうローカルなお店は敬遠しがちだったのですが、今回は覚えたての中国語を駆使してなんとか串刺しシューマイ(10ドル)を注文できました!
インスタで食べ物を撮影する時の定番アングル「食べ物を真ん中に、街並みを背景に」をトライしてみましたが、今にも落ちそうなシューマイを左手で持ちながら、右手でスマホを操作するのはなかなか困難!
その上、僕のスマホは5.2インチの大型で、手の小さな僕には撮影の困難を極めました…。
でも、この撮り方は行った場所も記録できるし、アスファルトの舗装をバックに撮るよりも、撮る方も見る方も楽しい気持ちになれる写真なのかな?と思います。
今回はエッグタルトも鶏蛋仔も食べなかったので、ストリートフードはこれだけですが、この撮影方法はほんと写真自体がいい思い出になるので、これから練習していきたいと思います!
PMQ元創方
ここはいわゆる「SOHO」地区で、この建物の中には沢山のアーティストがアトリエやお店を構えていて、1階部分はオシャレなレストランも多く、アート好き、カワイイも好きな人には楽しめる場所だと思います。
建物が「H」型になっているのですが、本当に外観からして可愛らしい建物なのです。
そして、写真左下にセーラー服の女子高生の絵が見えると思うのですが、これがハピネス香港プロジェクトのペイントです。
反対側の柱に書かれている香港の女の子はかなり遠くにいたのと、広場でクリスマスのイベントをしていたのもあり、2人の女の子を一緒にカメラに収めることはできなかったのですが、絵と同じポーズをして写真を撮っている女の子を沢山みかけました。
そして、貧乏旅行な僕にとってありがたいのは、各フロアには自動販売機とベンチが置いてありますので、缶ジュース代だけでオシャレな空間で一息つくこともできます。
僕はベンチでスマホを触りながらまったり過ごしましたが、とても居心地のいい空間でしたよ。
切り取り方を変えれば世界が変わる
このムービーを見て思ったのは、撮影地自体は香港の街中と定番の観光スポットなのですが、ピンク色の服を着た女の子が街中で踊ったり、正方形のアングルで切り取る事で、ずいぶん印象が変わるんだなという印象を受けました。
このムービーももちろん映像は加工されていると思うのですが、絵葉書のような絶景写真も美しいんですが、日常を切り取って、人やモノを置いて少し色調をいじったりすると、それがかわいいアイテムになるんだなぁと感じました。
こういった経験は香港じゃなくてもできると思うのですが、やはり背景に派手やカラフルさがあればより楽しいものになると思うので、そういう意味では街中がキラキラしている香港はインスタ映えする街なのかも知れません。