日本円から台湾ドルへの両替については、空港の銀行よりも街中の銀行の方がレートはよいものの、銀行へ行く手間や労力を考えれば「空港で一括両替した方がトータルで考えればお得」と結論付けましたが、香港では少し事情が異なります。
しかし、外貨両替の大原則としての「日本の空港では両替しない!」は香港でも同じです(笑)。
僕はいつも尖沙咀の重慶大厦内にある両替商で両替をしていますが、尖沙咀に行く予定がないのであれば、空港で一括両替した方が、結局は手間や時間の節約になると思います。
香港空港内の両替所はすべて「トラベレックス」
香港の空港内には両替商の「トラベレックス」しか出店していないので、空港内で銀行や両替商のレートの比較をして歩き回る必要はありません。
また、24時間稼働しているトラベレックスの自動両替機もありますが、そのレートも同じです。
後述する重慶大厦内の両替所よりもレートは劣りますが、香港の市街地の両替所事情を考慮すれば、空港内で全額両替するのは全然ありだと思います。
また、僕が初めて香港に行ったときはクレジットカードの外貨キャッシングを利用したのですが、レートはトラベレックスよりは良く、ATM利用手数料や返済までの利息を含めて数百円の差でしたので、クレジットカードを使って現地通貨を引き出すのも悪くないと思います。
https://blog.yellowtravelwith.me/traveltips/recommend-card
また、台湾では街中の銀行での両替をオススメしていたのですが、香港では僕自身が銀行で両替したことがないのと、自分で調べた範囲では結構手続きが煩雑そうだったのもあるので、今後僕が利用する事もないと思うのでここでは紹介しません。
市街地の両替商や重慶大厦の一部の両替所は空港よりもレートが悪い
香港で両替をする時に覚えておかなきゃいけないことは、街中にかなりの確率でぼったくりレートの両替商がいるということです。
僕は「空港よりも市街地の方がレートがいい」という思い込みがあったので、初めて見た時は結構ビビりました(笑)。
尖沙咀のスターフェリーの乗り場にとある両替商があって、ここは重慶大厦内にも出店している店なのですが、レートを調べてみると空港のトラベレックスよりも悪かったのです!!
ですので、基本的には街中の両替商利用を僕はオススメしませんが、もし利用されるのであれば、レートが適切なものかちゃんと調べてから利用するようにしましょう。
あと、重慶大厦に到着したからって、安心してすぐに両替するのはダメです!
特に彌敦道(ネイザンロード)に面しているの入り口付近の両替所のレートはめちゃくちゃ悪いです。絵にかいたようなひっかけトラップです(笑)。
両替商はビルの1階、2階に複数ありますが、いくつかのお店のレートをチェックして、お店の雰囲気も加味して決めるとよいと思います。個人的に「ちょっと入りにくいな…」って感じたところはレートが安くても僕は避けています。
ちなみに僕は、いつも堅成找換有限公司という両替所を利用していますが、ここは窓口も5個くらいあって利用している人が多く、レートもいつも重慶大厦内で最安値ではないのですが、ベスト3くらいのレートを毎回出しているので利用しています。手数料も不要です。
日本円50,000円を香港ドルに両替したときにいくらになるのかを調べてみた
では、香港の空港のトラベレックスと堅成找換有限公司(重慶大厦)でどのくらいの差があるのかを見てみましょう。2017年9月4日の22時頃のレートです。
トラベレックス
50,000円→3,510HKD
堅成找換有限公司
50,000円→3,550HKD
その差は40HKD(約560円)です。
正直、重慶大厦まで足を運ぶ価値があるのか?と言われたらあるといえる差額ではありませんが、空港よりはいくらかレートがよいので、やはり香港で両替するなら基本は重慶大厦だと僕は思います。
僕の場合は日本円で2万円分くらいの香港ドルは出国時から手元にある(前回の残り)ので、いつも重慶大厦の近くに行ったときに追加の両替をするのですが、もし僕が香港に初めて行く立場であれば、空港で一括両替すると思います。
重慶大厦はめちゃインドな空気が漂っていて、中を見て回るのには面白い所だと思いますが、両替だけのために行くのは場合によっては徒労かもしれません。