初めての海外一人旅 PR

「英語話せない」「英語出来ない」でも海外旅行はできるの?

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僕は大学院を卒業してから初めて海外に行くまでの10年間の間に、英会話のリスニングCDを2枚通して20回ほど聴いたのと、TOEICの受験のために参考書を1冊やった以外は英語に触れていません。

英語で海外の人たちと話す機会もありませんでしたので、学生時代以降、10年間ほぼ英語に触れていなかった状況でした。

ところが、初めて海外(台湾)に行った時、宿のチェックイン手続きも英語でできましたし、その宿のスタッフや、台湾人やフランス人の宿泊客とも雑談できました。

時々、漢字や英語の筆談も交えながらでしたが、通じるかどうかめちゃくちゃ心配していた英語に関しては、通じないどころか、1時間ほどの雑談も楽しめたし、こんな英語力でも旅先で英会話は出来るんだ!って拍子抜けでした。

なぜ10年間も英語に触れていなかった僕が、旅先での英語に苦労しなかったのか?

それは、英語力というよりも「心構え」の問題じゃないか?と気づいたので、それについてお話をしていきたいと思います。

英語力よりも「伝えたい気持ち」や「人間力」の方が大切

旅先でのコミュニケーションでは必ず目の前に「生身の人間」がいます。だから英語で言いたいことが言えなくても、ジェスチャー、視線、表情などコミュニケーションの道具はいっぱいあるのです。

「英語ができない」から会話ができないと言ってしまう人は、英語力がないんじゃなくて、意思疎通しようとする気持ちがないのです。

努力も学習もせずに英語が話せるようにはならない

僕は大学受験時に1年浪人をして、しかも受験科目も多い国立大受験だったので、高校時代に沢山勉強をしてきた方だと思います。

周りの人を見ていてもそうですが、高校時代にしっかりと英語を勉強していた人は、何年ブランクが空いていようが、英語を話す素地はできていますし、実際簡単な英語なら話せます。

旅先での英会話には受験英語のような厳密な文法もルールもいらないので、簡単な単語がすぐに出てくるレベルであれば十分です。

じゃあ、高校時代遊んでいて、英語を全く勉強しなかった人はどうかというと、やっぱり喋れないと思います。

ただ、意思疎通の英語とテストの英語っていうのは全くの別物ですから、今からで何か一冊の旅行英会話の本を買って学び始めれば、台湾一人旅で事務的に必要な英会話は、もちろん本人のやる気次第ではありますが、いつかは必ずできるようになります。

ちなみに、僕は初めての海外旅行の前にこの本を読んで、実際に台湾にも持って行きました。

当たり前の事ですが、日々学習をして、話せるようにトレーニングするしかないですよね。それは語学に限らず、スポーツ、仕事でも同じだと思います。

僕は旅中に用事を済ますレベルの英語力はあると思いますが、まだまだおしゃべり中には単語や表現がわからずもどかしい思いをしっぱなしなので、より海外旅行を楽しむためにも英語の勉強は続けていきます。

「間違ってもいい!」「失敗してもいい!」という気持ちになれるかどうかがカギ

僕がなぜ初めての海外一人旅で、しかも英語に10年近く触れていなかったのに英語に困らなかったのかというと、一番の理由は「間違ってもいいや!」っていう開き直りだと思います。

「オススメの料理」って英語でなんて言うの?」

「時間につける前置詞はon? in? at?」

…とか迷ってしまって何も言えなくなるくらいなら、間違ってもいいから何か言った方がいいです。

でも、おそらく相手は間違った文法に困惑し、時には誤解されるだろうし、何も伝わらない事もあると思います。

でも、それでいいのです。

こちらの言いたい事が誤って伝っていると気づいたら「No,no!」って言って訂正すればいいだけです。目の前に相手がいるんですから、すぐ訂正できますよね?

そうやって、現時点で持ち合わせている自分の知識と語彙で何とかしようとする知恵こそが、単語力以上に旅先で必要な英会話力だと僕は思っています。

英会話を誰にも習った事のない僕がやっている旅先英会話の一例

まず、先に断りを入れておきますが、僕は大学で受けた英語の授業を最後に、語学学校に行って英会話を習ったり、英語の勉強を教えてもらったことはありません。

英語学習書を買って独学しただけなので、厳密な英語を求めている方にはこれから書く内容は参考にならないかもしれませんが、旅先で英語で話してみたい!って思う方には役に立つ内容だと思います。

例えば宿のスタッフに、この辺にオススメのおいしいご飯屋があるか?と聞きたいとしましょう。

「Which restaurant do you recommend near this hostel?」

この英語が文法的に合ってるかどうかの自信がないのですが、この表現だと、おそらく相手はこちらの聞きたいことをわかってくれます。

ただ、英語が苦手な方だとまず、「recommend(オススメ)」が出てこないと思うんです。じゃあ、どうするか?

例えば、

  1. 「箸をもってどんぶりを書き込むような仕草」をしながら、
  2. 「Good Food」とか「Delicious Lunch」とか言って、
  3. 指でぐるーっと周囲を指しながら、
  4. 最後に笑顔で「知ってる?」って感じで首をかしげてみる

おそらく、この4つの動作で伝わると思うんです。僕がここで言っている「旅先英会話」ってこういう事なんです。

この例だと、単語は2つしか使っていません。あとは、ジェスチャーと表情と気持ちで伝えようとするんです。

きっと、すぐに「英語が話せない」って思ってしまう人は、英会話のそもそもの目的を見失っている可能性が高いです。

旅先英会話の目的は、間違いのない英語をしゃべる事ではなくて、意思疎通をすることです。

その道具の一つとして、多くの台湾人も学生時代に学んでいる英語を使って意思疎通をしようとしているだけなんですね。

こう聞いたら、自分も英語力に不安だけど、海外でのコミュニケーション少し頑張ったらなんとかなるかも?っていう気になりませんか??

もしそう感じた方は、積極的に発言して、失敗しまくって、英語を使ってコミュニケーションを取ろうとしてみて下さい!

きっと、すごく面白いし、新しい世界が開けてくると思います。