ここでは台湾の基本情報や祝祭日、コンセントの形状など旅をする前に知っておきたい基礎知識をまとめておきたいと思います。
基本情報
正式国名
中華民国(英語表記:Republic of China)
1972年の日本と中国の国交正常化以降、日本政府は「台湾」を国家としては認めておりませんが、近年の台湾ブームにもあるように日本との民間レベルでの交流は非常に盛んです。
面積
約3万6千㎢で、日本に置き換えると九州と同じくらいです。
台湾観光局の方も「台北と高雄は、日本で言うなら博多と鹿児島中央で、しかも新幹線での移動時間が1時間半っていうのもほぼ同じなんです」っておっしゃっていました。
九州に置き換えると、博多からの位置感覚は熊本が台中、大分が花蓮、宮崎が台東って感じです。
通貨
通貨は「台湾元」、英語では「NTD (New Taiwan dollar)」となります。
通貨には「圓(ユェン)」と表記されており、口語では「塊(クァイ)」というのが普通です。
10元の支払いの際に「10塊(シィークァイ)」って感じで店員さんに言われる方が多いと思います。
言語
主に話されているのは「中国語」の台湾バージョンである「台湾華語」で、台湾独自の「台湾語」も多く話されています。お年寄りや台湾南部の人々が主に話している印象です。
台北メトロでは台湾華語、台湾語、客家語のアナウンスが採用されているのからもわかるように、台湾ではいろいろな言葉が使われています。
時差
時差は1時間で、日本が12時の時に台湾は11時です。
なので、日本から台湾に到着したら1時間時計を戻し、台湾から日本に帰国したら時計を1時間進めます。
祝祭日
台湾の祝祭日の多くは太陰暦(旧暦)ベースなので、太陽暦の日付での祝日の日にちが毎年変わります。
また、祝祭日をからめて連休にするために、国家レベルで「今度の土曜日は出勤にして、その代わりに再来週の火曜日を休にするからに月曜の祝日と土日合わせて4連休な!」みたいなこともします(素敵な制度!)
祝日、記念日としては以下のものがあるのですが…
- 中華民國開國紀念日(一月一日)
- 和平紀念日(二月二十八日)
- 國慶日(十月十日)
- 春節(旧正月)(旧暦一月一日~一月三日)
- 民族掃墓節(清明)
- 端午節(旧暦五月五日)
- 中秋節(旧暦八月十五日)
- 農曆除夕(旧暦十二月末日)
- 兒童節(四月四日)
我々が知りたいのは旅行に行った時に台湾が平日か休日かどうかだけですので、台湾行政機関の休日カレンダーを見た方が早いです。
リンクを置いておきますので、こちらからカレンダーをご確認ください。(2019年版です)カレンダー中のピンク色に塗られている日が休日・祝祭日になります。
祝日の前日は宿泊施設の料金が上がりますし、休日だとお休みの店も多いです。
僕はなんどか台湾の祝祭日を知らないまま台湾に行って、お目当てのご飯屋さんが軒並み閉まっていた…という経験をしたことがあります。
旅行計画時には台湾の祝日・休日をチェックすることをおススメします!
プラグ(コンセント)の形状と電圧
旅行者に限って言えば、スマホやデジカメの充電アダプターが使えるかどうかが重要になると思うのですが、基本的には日本で使っているものがそのまま使えると考えてOKです。
台湾の電圧は110V・周波数は60Hzで、日本の電圧は100V・周波数が50Hz(東日本) 60Hz(西日本)です。
これはiPadの充電アダプターですが、文字部拡大写真の四角で囲ったところを見てください。
これは「電圧が100Vから240Vの範囲で、周波数が50Hzから60Hzの範囲ならOK」という意味なのですが、日本も台湾もこの範囲内に入っているので、この充電アダプターはどちらの国でも使用可能です。
ちなみに、僕の手元にあるノートPC、アンドロイドスマホ、iPad、デジカメのすべての充電アダプターにこの電圧・周波数表示があったので、これらは全て台湾でも使えます。
ですので、よほど古い電化製品などを持っていかない限り、台湾に行く時にはコンセント形状と電圧の心配をする必要はありません。