台湾には美味しい食べ物が沢山ありますが、暑くなるこれからの季節、やっぱり食べたいのはマンゴーかき氷じゃないでしょうか?
日本では桜が咲き始めたものの、まだまだ夜は寒い毎日ですが、高雄は最高気温が25度を超えはじめ、最低気温も20℃くらいと初夏の気候になってきました!
2016年の4月に高雄に行った時は確か30度くらいで、日本の7月後半から8月くらいの気候でした。
僕は基本的に貧乏旅行ばかりしている上に、定番品を嫌うところがあるので(苦笑)まだ台湾で小籠包を食べたことがないし、マンゴーかき氷を初めて食べたのも6回目に行った時だったのですが、マンゴーかき氷はもっと早く食べておくべきだったなぁと軽く後悔しました。
めちゃくちゃ美味しいですよね(^^)しかも、日本で食べるよりもずっと安い価格で食べられます。
それ以来、マンゴーかき氷は台湾に訪れる度に食べているのですが、正直、台北ではなかなか美味しいマンゴーかき氷に出会う事がなくて、これまでに食べたものの中で、個人的に美味しかったのは全部高雄で食べたものなんです。
僕は基本的にガイドブックを読まない人間なので、今回ご紹介するお店は全て台湾のゲストハウスで出会った人に教えてもらったお店なのですが、全部美味しかったので、是非参考にしていただければと思います!
芒果恰恰(マンゴーチャチャ)
僕が人生初めてのマンゴーかき氷を食べたのがここ「芒果恰恰」 (Mángguǒ qiàqià / マングオ チァチァ)でした。若者向けの洋服のお店が集まっている「新堀江(Xīn kūjiāng / シンクージャン)」というところにあります。
ちなみに新堀江より北にある商圏は「原宿(Yuánsù / ユェンスー)」と名付けられており、大阪と東京の若者が集まる地名をそのまま輸入している、日本人にとっては面白く感じる地域です(笑)
ここは本店が台北にあり、東京にも進出しているので「有名チェーン店に美味いものなし」と偏見を持っていた僕なのですが、台湾でこれまでに十数軒のマンゴーかき氷を食べたものの、まだこの店を超える美味しさのマンゴーかき氷には僕は出会っておりません。
一番のポイントはとにかくマンゴーが甘くておいしい!ということです。
僕が食べたのは4月だったので、その時に食べた愛文(アップル)マンゴーはおそらく冷凍モノだったと思うのですが、それでも美味しかったです。フレッシュマンゴーが出る夏場だともっと美味しいと思います。
注文した商品の名前を忘れてしまったのですが、おそらく看板メニューで200元(約800円)くらいだったと思います。2人で食べたら1人当たり100元なので、マンゴーかき氷の中ではそう高くない値段だと思います。
また、ここのお店は内装がオレンジ色でとてもかわいくて、ハートのモチーフの下にペアシートがあるようなめちゃ甘い雰囲気なので、男の人だと、人によっては一人で入るのにちょっとためらうかも知れません。
また、僕が行った時はお客さんが全て2人組で、1つのかき氷を注文してシェアして食べていました。
小さいサイズがあったかどうかは覚えていないのですが、ひょっとしたら1人で食べきれるサイズの展開がない可能性があるので、店に行かれた時には注意してください。
アクセス:最寄り駅「中央公園駅」
福泉
こちら「福泉」 (Fúquán / フーチュェン)は旗津半島(Qí jīn bàndǎo)への渡し船乗り場の近くにあるお店ですが、ここのウリはコスパのよさです。
先程ご紹介したマンゴーチャチャの翌日に行ったのですが、マンゴーの甘さはやや劣るものの、アイスクリームを10元追加で載せても70元でマンゴーかき氷が食べられるのです!!
サイズも一人で食べるのにちょうどよい大きさで、台北だと安くても120元くらいからでしか食べられなかったので、高雄だと台北の約半分の値段で、しかもおいしいマンゴーかき氷を食べることができます!
ただ、トッピングのアイスは僕的にはおいしくなかったので、もし注文されるのならアイスなしをオススメします。
ここのお店は豆花(Dòuhuā / ドゥフア)もウリのようで、マンゴーかき氷以外にも沢山の種類のスイーツが食べられます。
また、この一帯にはこのお店以外にもかき氷屋さんが沢山あって、しかもほとんどの店に巨大かき氷がメニューとしてあるんです。
僕はまだ実物を見たことがないのですが、メニューには「15倍」って書いてあるのは見たので(笑)、何名かで行かれる時には思い出に巨大かき氷にトライするのもいいかも?
アクセス:最寄り駅「西子湾駅」
陳Q古早黑砂糖剉冰
お店の名前「陳Q古早黑砂糖剉冰」 (Chén Q gǔzǎo hēishātáng cuòbīng / ツェンQ グーザオ ヘイサータン ツォビン)に含まれている「古早」という言葉は「伝統的な」とか「懐かしい」というニュアンスで、ここでは素朴な味の黒糖かき氷を食べることができます。
「黒糖かき氷」って言われても初めはピンとこなかったのですが、要は日本で砂糖のシロップだけかける「みぞれ」の黒糖版です。
しかし「みぞれ」のようにただ甘ったるいんじゃなくて、黒糖ならではの深いコクがあり、非常に奥深い味が楽しめます。そして、黒糖シロップ自体は濃厚なものの、氷と一緒に食べたらサラッとした味わいに変わり、濃厚なのに爽快で、暑い日にはたまらなくおいしいかき氷なんです。
ここでは注文時に5種類、好きなトッピングを選ぶことができます。
モチモチしたお餅系、つるっとしたゼリー系、パイナップルなどの果物、杏仁豆腐などのコリコリ系など食感の異なるスイーツを選べば、楽しみ方はさらに広がります!
また追加料金を払えば、練乳やプリンをさらにトッピングすることも可能です。
氷の中には、選んだトッピングが!!
ちなみに、トッピングの一覧は壁に貼ってあります。
「旅の指さし会話帳」があれば、このメニューにある中国語(台湾華語)も簡単に調べることができるので便利です。
でも、これらの中国語がわからなくても、店頭のガラスケースの中にある様々なトッピングを直接指さして注文すればOKです。
何かよくわからないものを食べるのも、海外ならではの旅の楽しみでしょう(笑)他の店でですが、餅だと思って指さしたのが、実は里芋だったという事があります…。
また、時々この表には載っていない季節限定のトッピングがあって、僕が7月に行った時は黒糖のお餅みたいなのがあったのですが(名前は忘れました)とても美味しかったです。
確かガラスケースに「夏季限定」とかいう感じで限定スイーツには案内があったと思います。
アクセス:最寄り駅「文化中心駅」
以上、僕が実際に高雄で食べたかき氷でしたが、黒糖かき氷は約200円、福泉のマンゴーかき氷は約280円で、どちらも日本円で300円以下で食べることが出来ます!
夏の高雄は本当に熱いので、本当にかき氷が毎日食べたくなります(笑)。
この他にも美味しいお店は沢山あると思いますが、この3件は僕自身もまたリピートしたいお店なので、是非皆様にも食べていただきたいなと思います。