今日で6回目になる「台湾夜市グルメ紹介」なんですが、こうやって自分の台湾滞在を振り返りつつ、みなさんに台湾の食べ物を伝えることを通して、改めて台湾って美味しい食べ物天国だなぁって感じました。しかも、日本人の口にも合う料理が多いと思います。
僕が思いつくままに5回書いてきたのですが、今日ご紹介する「水煎包」は、僕が台湾滞在中、おそらく一番よく食べている食べ物なんじゃないかなって思います。
まさに「早い・安い・うまい」の3拍子揃った魅力的な食べ物です!
「水煎包」の中国語発音・カタカタ読み方・英語表記
「水煎包」の日本語読みはないようですが、中国語読みをすると「Shuǐ jiān bāo(スェイジェンバオ)」となります。
英語だと「Pan-fried bun」という表現が適していると思います。直訳すると「鉄板で焼いた中華まんじゅう」になりますが、まさにそういう食べ物ですので!
「水煎包」ってどんな食べ物?
「水煎包」はガイドブックを見ると「焼き小籠包」なんて紹介されていることもありますが、この名称だと誤解を産む気がします。
日本人が「小籠包」って聞いたら、「レンゲに乗せて食べる、あのスープが溢れてくるやつ」を思い浮かべませんか?
「水煎包」の「煎(jiān ジェン)」という調理方法は、「油を敷いた平鍋で煎る」という意味で、そこに「水」がついていますから、いうなれば「蒸し焼き」なんです。
そして、何を蒸し焼きするのかというと、日本で近い食べ物だと「肉まん」なんです。
なので、僕が「水煎包」って何?って聞かれたら「小ぶりの肉まん(中身が野菜オンリーのものもある)の片面をフライパンで焼いたやつ」と答えます。
値段の相場は1個15元(60円)で、おやつとしてもいいし、3個くらい食べたら食事の代わりにもなります。
もしお金に困ってても3個食べればかなりお腹がつまるので、水煎包だと1食200円、1日600円で満足な食事になりますよ!
「水煎包」の種類
日本のコンビニのレジの横にある「中華まん」のケースに入っているのがどこのお店でも「肉まん・あんまん・カレーまん・ピザまん」のように、水煎包でも定番の味が実は決まっています。それがこの3つ
- 肉
- キャベツ
- ニラ
そして、それぞれに対応する中国語は
- 鮮肉(Xiānròu シェンロウ)
- 高麗菜(gāolí cài ガオリーツァイ)
- 韮(韭)菜(jiǔ cài ジォウツァイ)
です。ニラのメニュー表記は、草冠があるものとないものがあります。
では、中身を割ってみたらどんな感じなのかもお見せしましょう。
鮮肉包
鮮肉包はまさしく「肉まん」なんですが、中はミンチ状の肉ではなくもっとしっかりとした歯ごたえのあるお肉です。
高麗菜包
高麗菜包は写真のように、キャベツだけじゃなくて春雨が一緒に入っていることが多いです。
韮菜包
韮菜包も春雨が一緒に入っていることが多いです。この写真のものは「いり卵」も入っています。
台北・新北の「水煎包」おススメ店
チェーン店だけどとても美味しい「老蔡水煎包」
かわいらしい「水煎包くん」が目印のこちらのお店。
初めて行ったのは、台北駅南側をふらっと歩いている時だったのですが、そのおいしさとコスパのよさに驚いたのを覚えています。
こちらでは定番の「肉・キャベツ・ニラ」の3種類が味わえます。台北駅周辺のレストランはなかなかいいお値段がしますが、ここはリーズナブルなので僕もよく利用しています。
その後、ショッピングセンター内や駅前などで「水煎包くん」を何回か見かけたので、このお店はチェーン店だとわかったんですが、おそらく日本の551蓬莱や王将のようにお店で包んで作っているので、手作り感があって美味しいです。
台北市内に数店舗あるんですが、台北駅に一番近いお店の地図を付けておきます。
公館の「劉家水煎包」
公館は台湾大学のある所で、MRT公館駅を挟んで大学と反対側のエリアは「公館夜市」としてガイドブックなどで紹介されています。
この付近は大学生だけでなく、学校帰りの高校生を見かけることも多いです。
僕は数回行きましたが、いつも行列ができている人気店です!
コンビニのおにぎりよりも安いのに、熱々で割とボリュームのある肉まんが食べれるので学生さんたちにも人気なのかもしれません。僕も高校生だったらきっと通ってます(笑)