夏の道頓堀川沿いを彩る提灯の明かり
2020年から世の中は激変し、2021年6月の今も大阪府は緊急事態宣言下。
特に外国人観光客で賑わっていた「道頓堀」は、多くの店が外国人観光客向けに仕様を変えていたのもあって、年々地元の人間が行かなくなっていましたから、その人たちがコロナ禍だといって戻ることはなく、余計に閑散と寂しい姿が目立っているんだと思います。
とはいえ、テレビ中継で大阪が映る時は、ほぼほぼ戎橋のグリコの看板付近が映るので、やはり道頓堀は「大阪の顔」であるのも事実。
「かに道楽」をはじめとするド派手な看板や、鮮やかなネオンで彩られた通りは確かに活気に溢れ僕も好きでよく歩いていましたが、今は暗い街中でキャッチの人間の方が多い有様。これじゃ、余計に誰も来なくなります。
そんな「道頓堀」ですが、地元の方々は何とか活気を取り戻そうと頑張っています。
コロナ禍の大阪ミナミ道頓堀の風景（2020年8月）
参考までに2020年8月の平日の道頓堀の様子です。
2019年以前の日本語が聞こえてこない黒山の人だかりとは無縁の、まったくの別世界が広がっています。
「道頓堀川万灯祭2021」とは？
1999年より大阪ミナミの商店街が、夏の道頓堀川をライトアップするために1灯1万円の献灯を集めて開催してきた「道頓堀川 提灯ライトアップイベント」です。
当初の600灯余りから、ここ数年は約1,300灯までになりました。2011年からは、60Ｗ電球から防水型LED電球（7.1Ｗ）へと変更して約80％の節電も達成する事ができました。
ここ数年は、道頓堀川を訪れる国内外からの観光客の皆さまにも親しまれ、大阪ミナミ「道頓堀川」の夏の風物詩として親しまれています。
https://camp-fire.jp/projects/view/422470
毎年夏になると、多くの提灯で道頓堀川が彩られ、非常に雰囲気があって僕も毎年楽しみにしています。
コロナ前までは盆踊りやライブも行われ、夏の大阪観光の楽しさをさらに彩ってくれ、毎年多くの人が集まって、とても賑やかな雰囲気でした。
おそらく、今年もイベントはほとんど中止になると思うのですが、提灯で川を彩る分にはコロナは関係ありません。むしろ、みんなの希望の光にしたいという思いが強いんだと思います。
2020年から個人協賛が開始されました！
新型コロナウィルス感染の終息！！
我がまち・ミナミ、大阪の回復を願って
賑わいが遠のいた世界の名所「道頓堀川」の復活を願って、今年も提灯の明かりで道頓堀川の川面を照らします。
ぜひ、貴方のメッセージを提灯に託して道頓堀川の川面に掲示しませんか。
今まで、大阪ミナミの商店街関係者が主な献灯者でしたが、広く一般の方からも献灯を募ります。
http://www.ittoko-minami.net/news/?p=188
2019年までは一般からの募集を行っていなかった道頓堀川万灯祭なのですが、2020年から一般募集が始まりました。
代金は1提灯1万円で、10文字までの名前やメッセージを掲げることができます。
申し込みと代金の振り込みが完了し、提灯が準備出来たら以下のようなメールが事務局から届きます。
自分の提灯が掲げられているエリアの案内とともに、提灯と掲げられている様子の写真も送られてきます。
ちなみに実際に道頓堀川に掲げられた提灯がこちら！
僕はその後、何度も実際に足を運んで自分の目で提灯を見ましたが、やはり自分の出した提灯が道頓堀の風景の一部になっているのを見るのは、なかなか嬉しいものです。
昼間もいいんですが、明るい中だと提灯の風情もイマイチ生きず、緑色の道頓堀川の汚さもどうしても目についてしまって、正直、風情はイマイチです。
やはり夜に電気が灯った時の方が風情があって素敵です！
残念ながら夜もやっぱり人は少ないんですが、沢山の提灯の明かりがともっていることで、川辺全体が明るくなってて、夏の蒸し暑さと相まって本当にいい雰囲気です！
僕は去年の夏、遠出もしづらかったのもあって、何回もここに来て、自分の提灯を見上げながら、近くで買った551の豚まんをほおばりながら川辺を歩いたものです。
僕はいつも単独行動なので密には無縁な人生なんですが、本当は大勢の人がわいわい言いながら提灯を見上げて、夏を楽しんでくれたら最高なんですけどね…。
募集締め切りは2021年6月10日
この記事をアップしたのが6月9日なのですが、応募締め切りが20日前後なんだろうってなんとなく思っていたのですが、先程6月10日までと知って焦っています（苦笑）
自分の名前や会社、推しへの応援メッセージ、大阪や世の中に対しての熱い思いなど、皆さんいろんな思いを乗せて提灯を出されていました。応募の詳細も書いていますので、興味のある方は是非チェックしてみて下さいね。
