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40歳から始める中国語の独学と効果があったと感じた教材

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今回は「中国語の独学」というテーマで、僕がこの2年半でどんなことをやって、どのくらい中国語を聞けたり話せたりできるようになったかを書いていこうと思います。

2016年の夏から独学を始めたので、2019年2月現在で中国語学習歴は2年半になるのですが、毎日30分やっていた時もあれば、半年くらい放置していた時もあります。

ちなみに僕はこの数年は無職なのですが、残念ながらサラリーマンで通勤時間や休日を中心に2年半学習している方の方が勉強量はずっと多いと思います(苦笑)

約2年の独学で中国語検定HSK3級で得点率96%取れる力はついた

現在のレベルはというと、2018年9月に受験した中国政府実施の中国語検定「漢語水平考試(HSK)」の3級で288点(得点率96%)でした。

ちなみにめちゃくちゃいい点数のように見えますが、残念ながら実はそんなことはなくて、HSK3級については受験準備からスコア、合否に関してまでいろいろ書きたいことがあるので、また改めて書こうと思います。

また、2018年末に台湾に行った時に、お店の方とスマホの翻訳を使いながらもですが中国語オンリーで雑談することができたので、それなりに成果は出てきていると僕は思っています。

ですので、これから中国語を独学しようと思っている方々に僕の中国語学習歴を読んでもらって、「アラフォーからでも中国語の独学は遅くないんだ」って知ってもらえたらと思います。

僕がおススメするHSK3級レベルの中国語力をつけるための教材

僕が中国語に興味を持ってから、どんな感じで学習を進めて行ったのかをこれから話していこうと思うのですが、読み物風で長くなるので、手っ取り早くどう学習を進めて行けばいいかをここで簡潔に書きます。

  1. ピンインの聞き取り、発音を徹底的に練習
    ※ここがしっかりしていないと②以降の学習が無駄になる
  2. 「キクタン入門編」で語彙を増やす
    「まいにち中国語」などの中国語基礎教材を音声メインで聴く
    ※この2つは並行して行う
  3. 何度も聴いた上でテキストで「文字」で学ぶ
  4. HSK3級テキストで出題形式を意識して問題演習をする

台湾に恋をして38歳から中国語を学び始めた僕

2014年の冬に36歳で初めて海外に出て、初めての旅先である「台湾」にすっかりはまってしまった僕。

中国語が全く分からない僕は台湾旅行時に英語を使わざるをえなかったのですが、いつからか「旅中に仲良くなった台湾の友人達がフェイスブックで何を書いているのか知りたい…」とか、「街中で食事も買い物もすべて中国語でやってみたい…」っていう思いが高まってきたので独学をすることにしたのです。

そして2015年に中国語の学習書を買ってきたものの、8ページくらい読んだとこで挫折し(苦笑)、その後は指差し会話帳の単語をカタカナ発音で覚えようとしたりしてましたが、続くことはなかったです。

しかも高校時代には1日6~7時間は勉強していたはずなのに、今や机に向かったら15分で寝てしまう(爆)ということもあり、情けないことに全く学習が進みません。

しかし、2016年の夏に突如「リスニング問題集の問題を解かずに、リスニング音声だけをたとえ内容が理解できなくてもひたすら聞く」という学習法を思いつき、電車に乗ってる時やお出かけ中に音声教材を聞くようにしたところ、やっと1回30分程度の学習ができるようになり、そこから僕の中国語学習がようやくスタートしたのです(笑)。

NHKラジオ講座「まいにち中国語」は役立った

2016年の夏から月に数回ほどリスニング教材をわからないなりにも聞き流しているうちに、だいぶ単語も拾えるようになってきたのですが、本格的に学習が続いたのは2017年の春からNHKラジオ講座の「まいにち中国語」を聞き始めた時からです。

半年ごとに内容が変わるのですが、僕が聞いていたのは2019年3月現在放送されているのと同じものです。

3日坊主の僕なのに、なんとその時は2か月間毎日ラジオを聞いて学習が続いたんです。

僕が中学生の時にはリアルタイムにラジオの前にいるしか手段はなかったですが、インターネットがある今は、語学講座をWEB上で聞くことができて、僕が2017年に学習していた時は先週の分のアーカイブも聞けたので、必ずしも放送時間にラジオの前にいる必要はありません。

ただ、全部で6か月間の講座でしたが、やはりというか3カ月目からは聞かくなった(笑)ものの、6か月分の音声教材を購入したので、2019年の今でもラジオ講座を時々電車の中で聞いています。

NHKラジオ講座の音声教材はただ単に教材の本文を読んだものだけが入っているんじゃなくて、講師の人の解説もちゃんと入ってて、毎日のラジオ放送の中から復唱するための空白時間をカットして編集した感じなので、正直、この音声だけでも十分学習が可能なんです。

それがわかってしまったので、「この音声教材があれば毎日聞かなくてええやん」って思った瞬間に僕は投げ出して終わってしまいました(苦笑)。

僕みたいになるのは好ましくないですが、音声教材さえ買えば、たとえば「土日で1週間分まとめて聞く」など、好きな時間に好きなだけ学習できるので、社会人の方にはこのスタイルの方がいいかもしれません。

※上記の商品は「2019年冬」バージョンです。NHKの音声ダウンロードチケットには使用期限があるので、購入前にかならず使用期限を確認してください。

「発音」を学ぶ月の音声教材は買って反復練習をすることをおススメ

ただ、ラジオをリアルタイムで聴ける人でも「発音」の月の音声教材は買うのをおススメします。

というのも、僕が中国語を独学していて感じたのはピンインが正しく読めない、聞けないと、そこから先の学習が進まないっていうことです。

先程、僕はラジオ講座を2カ月分しか聞かず途切れたと書いたのですが、実際のところは初月の「発音」講座があまりにもできなかったので、音声教材を何度も何度も聞いて、ピンインを聞き取り、そこに正しく四声を付けれる練習をひたすらしていました。

僕はいまだに「二声」と「三声」の聞き間違い、発音違いをよくしてしまいますが、それでもとにかく自分が正しく聞き取り、発音ができるようになるまでやるしかないです。

僕は2年半たってもまだ上手くいっていませんが(苦笑)、ここはセンスが絡むところでもあると思うので、1週間でできる人もいれば5年かかっても苦手な人もいると思いますが、できるようになるまでやることが「練習」なので、僕も引き続き頑張ります。

中国語単語帳「キクタン入門編」で超初心者から卒業

また、ラジオ講座の音声を聞くとともに、2017年秋ごろから「キクタン入門編」も使い始めたのですが、この本のおかげでラジオ講座やリスニング教材で聞き取れる単語量が飛躍的に増え、台湾の街中での注意書きなども随分理解できるようになりました。

もちろん文法も大事なのですが、簡単な単語がわからなくては文法・会話教材を読んでいくこともできないので、単語集+会話や文法の本を2冊同時にやっていくことで、オーバーラップしながら知識を定着させていくのが正攻法なんだろうと僕は感じます。

キクタンの何がいいかというと音声教材がとても楽しいんです。聞き流していても単語ゲームをやっているような感じで楽しいんですよね。

中国語と日本語の意味だけじゃなくて、イントロの「ターラ ターラタラ」とか間奏の「タンタンタンタンタン ドドドド」とかまで口ずさむとより楽しいです(笑)

やはり言葉は音声があってなんぼなので、中高生の時に刷り込まれた、発音を無視して単語の意味を覚えるという愚行は大人になった今はやめましょう。必ず音声とセットで学習しましょう。

キクタンを使う前に「ピンイン」と「発音」をしっかり学んでおこう

僕の場合は、テキストは初めのうちは全く使用していなくて、ひたすら音声を聞いていました。そして音声を6~7回通して聞いた後に初めて本を見て文字を確認します。

ですので、正直言うと僕は聞き取りができても簡体字の中国語をほとんど覚えていなくて(笑)、HSKの筆記試験時にはヒヤヒヤものでした。

でも、旅先で使えるようなちょっとした中国語を学びたいのであれば、学校とは逆に「聴く・話す→読む・書く」の順に学んだ方が実践的と僕は思っています。

いくら読み書きできても口頭で使えないと現地では何の役にもたたないからです。

あと、キクタンにはピンインの解説がついていませんから、ピンインについては自分で学習する必要があります。それゆえ、中国語の発音に関する基礎知識がない段階でキクタンを使うのはあまり効果的ではないと思います。

僕は発音をしっかり学ばないまま台湾で買ったリスニング教材を使って勉強し始めたので、ピンインをすべてローマ字読みしていたんです。だから数字の4が「スー」って聞こえるのに、なんでテキストには「si」って書かれているかが1年近くわからなかったんです(笑)。これマジなんですよ…。

そんな状態だとテキストだけで勉強したらすべて「si」を「シ」という音で覚えてしまうから、ほんと無駄極まりないんです(泣)。

ちゃんと語学学校行くなり、初心者向けの参考書から学ぶ方は僕のような無駄な学び方はしないと思いますが、独学で中国語を学ぶのなら、発音だけはしっかりやっておきましょう!というのが初期の独学で失敗した人間からお伝えしたいことです。