中国語学習 PR

外国語の独学を始めた頃の失敗と学習が続かない理由の考察

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

僕は台湾に3回か4回行ったあたりから、

中国語を話せるようになりたい!

と思うようになり、中国語を独学で始めました。

台湾旅行の際に、それまでは慣れない英語でコミュニケーションを取っていたのですが、街中に出ても食べたいものが注文できない、レジで何か聞かれるんだけどわからない…など歯がゆい思いをするたびに「中国語が話せたら、もっと旅行が楽しめるのになぁ」という思いは日に日に強くなりました。

そして2015年夏から独学を始めたものの、すぐに挫折して1年間放置。

でも、諦め悪く2018年夏の今でも細く中国語学習は続いており、約2年続けた今では、わかる語彙も少しずつ増え、空港やお店のアナウンスも聞き取れる量が多くなり、食事の注文やお店でも筆談に頼らず口頭だけでだんだんできるようになってきました。台湾人の友人とのLINEや会話も、簡単なものなら中国語でできつつあります。

なんでもそうだと思いますが、試行錯誤して少しずつできるようになって、進歩が目に見え始めたら面白くなってどんどんやるようになり、その結果、実力がついてくるんだと思います。

そこで、今日は僕が中国語の独学を始めた頃の様子と、僕自身がそうだったのですが、なぜ「語学学習は続かないのか?」に対しての僕なりの考えを書いてみようと思います。これから中国語の独学を始めようと思っている方にとって、何か参考になれば嬉しいです!

中国語の学習書を探しに…

まずは独学するにあたり中国語の学習書を探しにいったのですが、日本では簡体字(中国大陸で用いられる漢字)の本しか売っておらず、僕は繁体字(台湾・香港・澳門で用いられる漢字)の教材が欲しかったので、台湾の書店に行き、英語で書かれた欧米人向けの旅行中国語を購入しました。

しかし、僕の英語力もたいしてある訳でなく、英語で書かれた本文で骨が折れることがおおく、結局、日本の本屋さんで中国語の学習書を買い直しました。

そして2015年の夏に本を買ったものの、結局その後1年で、その本のはじめの10ページくらい読んだだけで終わりました。おそらく、一通り母音の発音の仕方を理解して、子音の発音の際の舌の位置の一覧の図を見て、そこで投げ出して終わり…。

また、これは中国語学習をする以前の問題なのですが、僕は机に向かうと30分で寝てしまい、そもそも本を開いて勉強ができないということがわかりました(爆)。

2016年夏に台湾で問題集形式のリスニング教材を買い、1年ぶりに学習を再開しようとした矢先に、そもそも勉強のために起きてられない事が発覚!!受験生の頃は1日6~7時間は勉強していた自分なのに人って変わるもんです…。

なので、僕の場合、机に向かわなくても勉強ができる方法を考えるところからはじめたんです。「こいつ何言ってるの?」と思われる気持ちはわかりますが、もうちょっとだけお付き合いください(笑)。ちゃんと中国語学習の話に繋がりますんで!

問題集の音声部分を聞こうとするだけでも得られるものはある

さて、問題集を机でやろうとすると寝てしまう僕が考えたのが、問題集だからと言って、問題を解かなくてもええやんっていう諦めと開き直りです。

また、僕が英語のリスニング練習をしていた時に、「英語は逆から学べ」という本を使っていたのですが、そのリスニングCDを、会話されている内容がほとんど理解できないながらも、通算で数十回は通して聞いたと思うのですが、それをやっている内に、明らかに拾える単語が増えてくる経験をし、実際にTOEICのヒアリングのスコアも上がりました。

それと同じことを中国語でもやってみようと思い、リスニングの問題集だけど、テキストは使わずにひたすら音声を聴くっていうことをやりました。

ただ、机に座って聞いていたらまた寝てしまうので(苦笑)、電車の中や移動中、本屋やお店を見ている時など移動中メインに聞き続けました。トータル7時間半くらいの音声教材を十数回ほど聞いた後に気付いた変化としては、回を重ねるごとに拾える単語が増えてきたことと、会話内容の細部までわからないものの、どんな状況下で何を言おうとしてるのかの推測精度がだんだん上がってきました。

実はこのひたすら聞くことをしていた時には、まだ中国語の発音の知識がなくて、あろうことがかピンインを日本語のローマ字のように読んでいたんですね(笑)。それで後々苦労することになるのですが、それでもひたすら聞くことで得られるものはあると思います。

また別の記事で書こうと思いますが、個人的には発音のトレーニングが何よりも大事だと思うので、初心者はそこができるまで、何度も繰り返し復習し、数年かかってでもトレーニングすべきだと考えますが、僕のように何の予備知識もなく中国語会話に飛び込んでみて、なんとかもがいて理解してみようとする経験も悪くはないです。

意思だけで語学学習を続けるのは、僕のようなダメ人間には無理!!

よく「語学の勉強がつづかない」っていう声は聞きますし、僕自身もそれはよく感じるのですが、つまるところ、「やらなきゃいけない」と感じているのであれば、語学学習はやらなくていいと僕は思っています。

おそらく、僕のように中国語を独学でやっている人は、今後の人生において中国語が話せても話せなくても生活には支障がないけど、話せたらもっと楽しくなりそう!!とか世界が広がるかも?って人が多いと思います。

僕は自分自身に対していつも不思議に感じていたのですが、ツムツムでコインを稼ぐことや、パズドラの魔法石のためにダンジョンをクリアするのは言われなくてもやるのに、語学の学習だと「あぁ面倒くさい」と感じた瞬間に数か月でも簡単に放置できてしまうのです。

僕だけかも知れませんが、人間って大した労力や出費もいらず、簡単にわかりやすい報酬や快楽が得られるものに飛びつきやすく時間も労力も必要だけど、手にした時の喜びが大きいものを避けたり、見ようとしないところがあると思います。ソシャゲやギャンブル、衝動買いや食べ過ぎ飲みすぎなどが前者で、語学学習、筋トレ、自分と向き合う事などが後者だと感じます。

目標に向かって到達点を細かく設定できる人や、自分に対して厳しい人だと継続できるんでしょうが、僕のように面倒くさがりで、すぐ投げ出すような、しかも自己管理もできない人間が学習を続けようと思ったら、巷にあふれている正論の正攻法の学習法なんて何の役にも立ちません(笑)。

失敗もする。苦労もする。でも「楽しい」から続けられる

じゃあ、そんな僕でもなぜ中国語の学習を続けられているかというと、良くも悪くも諦めが悪いからだと思っています。そして、少しずつでも成長してるのが感じられて面白さも感じているからです。

学習を何度も投げ出してはいますが、何度も学習を再開しています。長い時では半年くらいほったらかしていますが、数年単位で見たら継続中って感じでしょうか?

思えば今から3年前には、発音に四声があることすら知らなかった僕が、今では簡単なやりとりだと中国語でできるようになったんですから、ここまで登ってきたのなら辞めるのはやめたいよなぁ…とダラダラ続いている感じです。

一方で、数年学習をしていても、あまり楽しさを見いだせない人は、本心ではそこまで話せるようになりたいと思っていないのかも知れません。ひょっとして、一旦人前で「勉強するんだ!!」って宣言したけど引くに引けないとか、スクールに通ってこれだけ投資したんからもったいない…とか、「楽しい / 楽しくない」以外の要素で続けているのなら、自分の素直な気持ちに耳を傾けるのもいいかもしれません。長い間生きていれば選択ミスや失敗なんて山のようにあるものです。

なぜこんなことをいうかというと、僕は失敗に対する耐性が非常に弱いので、一度言い出したことが実現できなかった時に、もう生きていても仕方ないんじゃないかと思い、FacebookもLINEも全部消してしまい、それまでの人付き合いを全部失って、今は旅先で人と会話する以外は、1年に多くても2,3人としか話さないようなひきこもり生活を送っています。

よくよく考えれば、そこで引きこもり逃げる必要なんてなにもないし、そもそも誰も僕のような人間の、僕が「失敗」って言っている事柄に対して気にしていません。なのに、それで鬱になって中国語学習どころか、人と話すことすら、働くことすら恐怖で出来なくなってしまったなんて、本当に馬鹿げてますよね…。なので、実はこうやってブログを書きながら、社会復帰の糸口をつかもうとしているのです。(余談でした!!)

中国語の学習、特に発音や聞き取りのトレーニングはなかなか大変ですし、思うように上達しないと思います。でも、それを含めてトータルで「楽しい」と思えるかが、学習を継続できるポイントだと僕は思っています。

楽しいことにも、面倒くさい事はついてくるものなので、それもひっくるめて語学が「楽しい」「やりたくなる」のであれば、それは長い目で見れば必ず継続でき、結果もついてくるようになると思います。