香港

香港スターフェリーの基礎知識(乗り場、乗り方、料金、時刻表)

九龍半島と香港島を結ぶ「渡し船」のスターフェリーは、旅人にとって単なる移動手段ではなく、船自体がレトロで趣があり、ビクトリアハーバーから見えるその風景は美しく、まさにスターフェリーに乗る「体験」自体が観光であり、本当に心地よい時間であります。

一方で、通勤時間帯になれば、特に香港島側からはスーツ姿の人たちが多く利用しているので、この船は地元の人たちにとっては大切な公共交通であることもわかります。

また僕は2008年頃に沢木耕太郎さんの「深夜特急」を読んでいたので、ずっと沢木さんが興奮した夜市(廟街)やスターフェリーの事が気になってて、日本円にして片道約50円の船旅ってそんなに素敵なのかな?って思いを馳せていました。

確かにこの乗船体験は本当に心地よくて何度も乗りたくなってしまいます。でも、まだ沢木さんのようにビール片手に乗船したことはありません(笑)

香港政府観光局では、スターフェリーをこのように紹介しています。

魅力あふれるスターフェリーは、香港島-九龍間で1888年に就航しました。ビクトリア・ハーバーは現在、道路や鉄道トンネルなど世界有数のインフラシステムが整備され、自由に渡ることが可能ですが、今でも、年間何千万人という人々がスターフェリーを利用しています。観光客の多くは、世界で最も写真が多く撮られている港を間近で見るためにフェリーに乗船する一方、地元の人は、信頼できる効率的な移動手段として今もフェリーを愛用しています。ナショナル・ジオグラフィックは、スターフェリーでの渡航を「人生で一度は訪れたい場所50」に選出しています。

スターフェリーの乗り場(中環/灣仔/尖沙咀)

※画像はスターフェリーホームページより引用

まずは乗り場3か所をグーグルマップで確認しましょう。

九龍半島(尖沙咀・チムサーチョイ)

香港島(中環・セントラル)

香港島(灣仔・ワンチャイ)

香港島からスターフェリーに乗る時は全てが尖沙咀行きなので気にしなくていいのですが、尖沙咀から乗る時には、中環行きと灣仔行きを間違えないように気を付けましょう!

尖沙咀の乗り場の入り口は下の写真のようになっており、黄色の丸囲みで示したように中環行き、灣仔行きの案内が出ていますので、それに従って乗り場に向かいます。

また、親切に階段にも行き先を書いてくれているので、ダブルチェックできます!!

スターフェリーの乗り方

オーソドックスな乗り方はオクトパスカード(八達通)を使うもので、僕はこれまでにこの方法でしか乗ったことがないのですが、オクトパスを持っていないのであれば、写真右下のトークン販売機(切符の自動販売機)でトークンを買います。

「トークン(代幣)」を知らない方のために簡単に説明しますと、日本では電車に乗る時に自動販売機で紙の切符を買って、それを自動改札機に通して乗車しますが、スターフェリーでは、台湾や香港の地下鉄と同様に自動券売機で乗車情報が書き込まれたICチップ入りのトークン(コイン)を購入します。

乗船時には改札機のセンサー部分にトークンをタッチします。ICOCAで電車に乗る時と同じ要領です。そして、下車時には改札機にコイン投入口があるので、そこにコインをいれて改札を出ます。

スターフェリーの運賃

運賃の詳細についてさらに詳しく知りたい方はこちらのページを見ていただきたいのですが、成人に関しては以下のようになっています。なお灣仔 / 尖沙咀航路の下層は単車専用になっているので上層のみの取り扱いになります。

観光で乗るのであれば、絶対に上層に乗りましょう!!見える景色が全く違います。

地元の方に交じって香港の日常を味わいたい方には下層もおススメです。

中環 / 尖沙咀 運賃
平日-上層 $2.7
平日-下層 $2.2
土日祝-上層 $3.7
土日祝-下層 $3.1
灣仔 / 尖沙咀 運賃
平日-上層 $2.7
平日-下層
土日祝-上層 $3.7
土日祝-下層

※この運賃は2018年7月現在

スターフェリーの時刻表

時刻表に関してもこちらのページをご覧ください。時刻表と言っても、日本のように発車時間が細かく書かれている時刻表があるわけではありません。

例えば中環 / 尖沙咀航路の平日の時刻表はこんな感じです。

※時刻表はスターフェリーホームページより引用

これは台湾の地下鉄や香港のバスでもそうなのですが、基本的に始発と終電が決まっているものの、それ以外の出発時間は決まっていなくて、駅で表示されるのは「次の電車は何分後に来る」という情報だけです。(台湾鉄道、台湾新幹線は日本と同様の時刻表があります)

時刻表にはこの時間帯には何分間隔で運行しているとか、1時間に何本出てるという情報は書かれていますが、細かい発車時間は一切かかれていません。

このシステム、個人的には凄くいいと思ってて、日本では数分電車が遅れただけで駅員に激高する人もよく見ますし、車内でも「お客様には大変ご不便をおかけしますが」とアナウンスが頻繁に流れます。

定時運行にピリピリしていなきゃ、JR宝塚線のような悲劇も起きなかったんだろうと思えば、日本の運転時間の正確さもいい事ばかりなのかなぁ?と台湾や香港を見て感じてしまいます。数日でも海外に出てみると、新しい視点も得られると思います。