台湾夜市グルメ紹介11回目は「豬血糕」です!
名前の中に「イノシシ」やら「血」やらの文字が入っているので、なんかゲテモノ料理臭がしますが一体どんな料理でしょうか?
ちなみに「豬血糕」はyoutubeなどを見ていると、外国人にとっては臭豆腐と同じく、なかなかとっつきにくいと感じる方の方が多いようです(笑)
「豬血糕」の中国語発音・カタカタ読み方・英語表記
「豬血糕」の中国語発音は「Zhūxiěgāo ズーシエガオ」となります。
そして、万人が使うような英訳は定着していないようで、「糕」は「cake」や「pudding」と訳されていますが、個人的には「rice pudding」とすればいいのかなと思ってます。
その理由は「豬血糕」が蒸し料理であることと、もち米からできているので「rice」を付けた方がよりイメージが湧きやすいと思うからです。
そこに「豚の血」をくっつけて「Pig blood rice pudding」と訳せばよいのかな?と思います。
「豬血糕」ってどんな食べ物?どんな味?
中国語で「猪」という文字は「豚」をあらわします。なので夜市で見る「猪」という文字は全て「豚肉」のことでイノシシ肉を売っているわけではありません!
ちなみに日本語の「イノシシ」は中国語では「野猪(Yězhū イェズー)」となります。
「糕」は先程少し触れましたが「ケーキ」や「もち」のような「蒸したもの」を表し、例えば「蛋(卵の意味)+糕」でケーキ、「米+糕」でおこわ料理の意味になります。
さて、そのまま日本語にすると「豚+血+もち」になるのですが、まさにその通りで、もち米に豚の血を混ぜて固めて蒸したものが「豬血糕」なんです。
それだけ聞くと、なんだかおどろおどろしい食べ物に感じますが、食べてみると血生臭さもない「赤黒い色のお餅」です。ただ、その赤黒さはもちろん血由来です…。
この写真は僕が士林夜市で食べたものですが、全体的にまぶされているのはピーナッツ(花生)の粉で、矢印で指している緑色の葉っぱはパクチーです。
そして味はどんなのかというと、僕が初めて一口食べた時に思ったのが「これ五平餅やん!」ってことです。
ピーナッツをまぶす前につけるタレが甘辛いのもあって、モチモチした触感がまさしく五平餅な感じで、血なまぐささとかもなかったし、何も聞かされなかったら「黒米で作った餅なのかな?」って思うくらいクセのない味でした。
最後に食べたのが3年前なので記憶がやや曖昧ですが、それでも「食べにくい」とか「まずい」とかは僕は一切感じませんでした。
「パクチーは要りません」は中国語で何ていう?
僕は台湾に行くまで、パクチーってタイなどの東南アジア料理に使うものっていうイメージがあったのですが、台湾では相当な頻度でパクチーに出会います。
後日取り扱う予定の「麺線」やスープにも入っていますし、スイーツに入っていることもあります。
そんな時に「パクチーいらないんですけど…」って中国語で言えたら便利ですよね?なので、「パクチーいりません!」をこの機会に中国語で言えるようにしておきましょう!
観光客の多い夜市だと、お店の方が気を利かせて「パクチーがいるかどうか」を英語や日本語で聞いてくれるところもありますが、こちらから言わないとデフォルトで入っていることは多々あります。
まず、「~は要らないです」は「不要(Bùyào ブーヤオ)」と言います。「鶏排」の時にも触れましたが、「辛くしないで下さい」の「不要辣」と同じです。
そして、パクチーは中国語で「香菜(Xiāngcài シャンツァイ)」と言うので
「不要香菜(Bùyào xiāngcài ブーヤオシャンツァイ)」
といえば、「パクチーいらないんです!」とお店の方に伝えることができます!パクチーの苦手な方は、ぜひ使ってみて下さい。口頭で伝わらなければ、この文字を直接見せるとよいでしょう。