今日ご紹介する「魯肉飯」は、数ある台湾料理の中でも「日本人の口に一番合う料理」なんじゃないかな?って思います。
僕も魯肉飯は大好きで、ちょっと小腹がすいた時にふらっとお店に入って、魯肉飯だけ食べることも多いです。
また「魯肉飯」は、日本でいうところの「うどんと一緒に注文する、かやくご飯やおにぎり」的ポジションになることもあり、麺やスープ、野菜炒めなどと一緒に食べるケースもよくあります。
「魯肉飯」の中国語発音・カタカタ読み方・英語表記
日本語では「ルーローハン」と表記されることも多いですが、中国語読みをすると「Lǔròu fàn (ルーロウファン)」となります。「ファン」と読んだ方がより中国語の発音に近くなります。
台湾のお店では「魯肉飯」の表記の方が多いと思うのですが、「滷肉飯」とあっても内容的には同じです。
英語だと「Braised pork (on) rice」となります。
ちなみに「Braise」というのは、料理用語で「肉や野菜を焼いたり炒めてから煮込む」調理方法で、確かにルーローファンは「豚肉を炒めてから、甘辛いタレで煮込んだもの」をかけたご飯なので、この英訳がすごく的確だと感じました!
ルーローハン「魯肉飯」ってどんな食べ物?
前回の「臭豆腐」編を読んでいただいた方は、調理方法を表す中国語「烤」「炸」の意味がお分かりだと思いますが、「滷肉飯」の「滷(lǔ ルー)」もまた調理方法を表しており、これは「(濃い目の)タレでじっくり煮込んで、味を染み込ませる」という調理方法です。
料理名に調理方法を表す漢字が含まれることは中華圏(台湾・香港)では多く、これがわかれば文字から料理を推測することができるようになります。
30日間の台湾料理紹介でいろんな調理方法をご紹介する予定なので、ぜひ活用していただければと思います!
味は八角なども使っているのでエスニックな感じもありますが、イメージとしては、豚の角煮を細かく刻んで、濃いめタレと一緒に白ご飯にかけた感じのものです。
お肉も美味しいんですが、タレが染み込んだご飯が本当に美味しくて、気づけば一気に食べてしまってます(笑)。牛丼や天丼に親しんだ日本人であれば、その感覚はお分かりいただけるんじゃないかなって思います。
僕がこれまでに食べた「魯肉飯」の紹介
北投市場の超人気店「矮仔財」
この写真は土曜日のお昼時に行った時に撮った写真なのですが、写真に納まっていない右側には2階から1回まで階段にも行列ができていて、50人待ちくらいでした。
北投市場の2階にある「矮仔財(Ǎi zǐ cái アイズーツァイ)」でルーローファンを僕が食べたのは2016年ですが、その当時は美味しかったけど、これだけ待つ価値はあるのかな?っていうのが正直な感想でした。
しかし、今でもこれだけ現地の方の支持を得ているということは、台湾人の味覚的には特別なお店なんだと思います。
ちょっと言い訳になりますが(汗)、ブログを書き始めたのが2年前なんでそれ以前の旅は「誰かに伝えよう」という視点で旅をしていないので、自分的に衝撃を受けた店以外はほとんど記憶に残っていないんですよね…。
ただ、北投は僕が台湾に行ったら必ず足を運ぶ街なので、次回に行った時にはしっかりレポートしようと思いますが、「台湾人の間で大人気のルーローファンの一つ」として、今日はご紹介しておきます。
淡水の「魯肉飯専門店(台湾小吃)」
軒下の看板には「魯肉飯專賣店(Lǔròu fàn zhuānmài diàn ルーロウファンズェンマイディエン)」とありますが、通りには「台湾小吃(Táiwān xiǎochī タイワンシャオツー)」という看板が出ており、グーグルマップ上ではこちらの名前になっています。
「専売店」という名前ですが、台湾料理全般を食べることができます。こちらも味をしっかり覚えていないのですが(苦笑)、美味しかったのは間違いありません!
MRT淡水駅から歩いて5分ほどのところでアクセスもいいので、ふらっと立ち寄るのに最適なお店です。