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大阪神農生活の台湾家庭料理レストラン「食習」冬の新メニュー実食レポ!

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2021年4月、大阪のあべのハルカス近鉄本店に台湾のセレクトショップ「神農生活」がオープンしました。

本来は2020年秋頃にオープンするはずだったのですが、コロナで延びて、いろんな苦労を経てようやくオープンが実現したようです。その辺の事を知りたい方は、こちらもご覧ください。

神農生活については、タビネクストでも何度か取り上げているので、まだよく知らない…って方はこちらもどうぞ。

大阪あべのハルカス近鉄百貨店本店に台湾フロア 「神農生活」がオープン! 2020年はコロナ一色で、よくわかんないまま春夏秋冬が過ぎて行ってしまい、ぽっかり穴が開いたような一年だったと感じる方は僕だけではない...

さて、今回は2022年1月19日(水)から追加される「冬メニュー」についてです。

神農生活に併設されているレストラン「食習」台湾家庭料理を定食形式で食べる事の出来るレストランなのですが、オープン以来、デザートや一品料理も徐々に増えており、メインとなる定食メニューも固定ではなく、季節ごとに一部入れ替わるので、訪れる度に新しい味を楽しむことが出来ます。

一方で、僕が気になっていた麻婆豆腐は数カ月でメニューから消えてしまったので(泣)、一期一会で気になった時は是非味わっていただければと思います。

さて、追加される冬メニューなのですが定食、スイーツ、一品料理合わせて4種類あり、公式インスタグラムにて発表されています。

この中で、今回ご紹介するのが「生姜と胡麻油の鶏肉煮込みスープ」(台式麻油雞湯)です。

メニューの中国語を簡単に解説しますと、「台式」は「台湾風」、「麻油」は「ゴマ油」のことで、「湯」は「スープ」を意味します。

メニューの文字を見るだけでも、冬の寒いときにあったまれそうな感じがしますが、実際食べてみるとすごい優しい味で、しかもしっかり身体もポカポカできてとても美味しかったです。

でも、なぜ発売前のメニューの味を僕が知っているかって?

それは、不定期で行われるのですが、神農生活では新メニューを発表する前に試食会を行うんです。

募集を開始すると、だいたい翌日には満席になってしまうのですが、僕は今回ラッキーにも参加できたので、試食会で食べたメニューをレポートします。

なので、19日から提供されるメニューとは若干異なるかも知れませんが、参考にしていただけると幸いです。

試食会では、提供される料理の説明書きがあり、また料理長直々に料理の説明をしていただけます。

料理長の説明によると、メインディッシュのスープは産後の妊婦さんがよく食べられるそうです。鶏肉のコラーゲンや、生姜などの身体を温める食材が産後の身体に良いからかも?とのことでした。

また、インゲンとひき肉の豆豉炒めは中国語では「蒼蠅頭」と言うそうで、文字面だけみるとどんなグロい料理か…って思ってしまいますが、もちろんハエは入っていません!現地ではニラの茎を使う事が多いようですが、こちらはインゲン豆を使ったアレンジバージョンです。

こんな豆知識も知れたので、料理を食べる前から楽しかったです。

さて、お待ちかねの料理が運ばれてきたのですが…

メインディッシュのスープは蓋があるので、まだどんな料理かわかりません。

蓋を開けると…

開けた瞬間に漂うゴマ油の香りがたまりません!期待が高まります。

生姜と胡麻油の鶏肉煮込みスープ(台式麻油鶏湯)

さて、メインディッシュからご紹介していきましょう。

拡大してみるとこんな感じ、具材としては、鶏肉、しょうが、白キクラゲ、人参、インゲン豆だったと思います。

メイン食材の鶏肉は皮つきで、こんな感じのゴロッとしたやつが5個も入っています!なので、このスープ自体、結構なボリュームがあります。

まず、スープのお味なのですが、ごま油が効いていて、生姜の味はそこまできつく感じません。生姜のピリッとする味覚よりも、身体がほっこりするじんわりした辛さ、温かさを僕は感じました。唐辛子系の辛みも入っていないので、見た目に反して「優しいお味」というのが僕の感想です。

スープ自体は、個人的にややしょっぱく感じたのですが、鶏肉には下味がないので、このくらいの塩加減の方が鶏を美味しく食べる事が出来ると思います。

なので、ご飯のおかずとして鶏肉単体だけ食べると、僕にはやや塩気が足りなく感じたので、ご飯と一緒に食べる時は、スープも一緒に口に運ぶことをおススメします。そうしたら、めっちゃ美味しかったです!

生姜も辛みがそんなに強くなくて、シャキシャキした野菜を食べるような感覚でおいしく食べれました。

スープの上にはごま油と鶏の脂が浮いているので、一見ギトギトするのかなと思うかもしれませんが、あくまで優しくて、さっぱりしています。

鶏肉のボリュームたっぷりで食べ応えもあり、スープは優しい生姜の辛さとごま油の風味で、本当に寒い冬にはピッタリの煮込み料理だと思いました。とても美味しかったです!

インゲンとひき肉の豆豉炒め(蒼蠅頭)

さて、小鉢なのですが、そのうちの一つが「 インゲンとひき肉の豆豉炒め 」です。

「豆豉」っていうのは、中華料理で使われる調味料なのですが、ピリッとして塩辛い、もろみのような、基本「味噌」系の調味料なのかなって思います。台湾好きの方なら「維力炸醬麵」の味をイメージしたいただければいいと思います。

この写真の中央あたりにある、黒いやつが 「豆豉」 です。

基本は、ひき肉とインゲン豆と味噌系の味の炒め物です。めっちゃご飯にあいます(笑)。僕は鶏スープは単体で食べて、白ご飯はこれと一緒にほとんど食べてました。

見た目もそうなんですが、香りがいかにも食欲をそそる感じなんですね。

全体のお味としては、味噌のコクと醤油の塩気のいいとこ取りをしたような味で、鷹の爪の輪切りは入っているものの辛さは感じませんでした。

中華食材をつかっていますが、日本人が好きな味だと思います。ほんと、ご飯がすすみました!

干し豆腐のあえもの(豆腐干絲)

こちらは線切りした干し豆腐(豆腐干絲)を使用した和え物です。

見た目は酢のものっぽいですが、ごま油と塩でさっぱりと味付けしているので味的にはナムルに近いです。

豆腐干絲自体は、最近注目されている「大豆パスタ」などと同じく、低糖質高たんぱくフードとして、日本でも今後、なじみの食材になっていくかもしれません。

以上、僕なりの食レポをお届けしましたが、中華食材を使っているものの、八角やパクチーの効いたがつんとした台湾料理ではなく、優しい味の日本人が好むテイストの台湾料理だと思いました。

おそらくこの冬だけ味わえるメニューだと思うので、気になった方は是非大阪あべのハルカスの「食習」に足を運んでみて下さいね。