2019年日本は空前の台湾スイーツ・台湾茶ブーム
2019年の日本は間違いなくタピオカが大流行しそうです。
第3次タピオカブームともいわれているようですが、個人的には今回は「タピオカミルクティー」よりも「タピオカミルク」の方が流行している気がします。
2019年に入ってから梅田に「貢茶(ゴンチャ)」、なんばに「Coco都可(ココトカ)」がオープンしましたが連日大行列で、ミスドやタリーズでもタピオカ入りのメニューが取り扱われるようになるなど、暑い夏に向かって、今後さらに日本全国でタピオカブームは加速していくでしょう。
また、個人的な予想なのですが、2018年11月に大阪梅田の阪神百貨店で開催された「阪神の台湾フェス」という台湾に特化した物産展が大盛況だったので、2019年は百貨店の催し物でも「アジア」がクローズアップされることが多くなると思います。
そうなると「豆花(ドウファ)」や「八宝氷(バーバオビン)」などの台湾スイーツや、「東方美人茶」「高山烏龍茶」などの台湾茶も続々日本に上陸してくるのではないかなと思っています。
「客家擂茶」ってどんなお茶?
さて、今回ご紹介する「客家擂茶(Kèjiā léi chá)」ですが、ざっくり説明すると、中国や台湾に住んでいる「客家」民族に伝わる、穀物を「擂」ってお湯に溶かした穀物「茶」のことです。
日本でも穀物茶として「黒豆茶」や「そば茶」がありますが、これらは焙煎したものにお湯を注いだり煮だしたりして飲みますが、客家擂茶は焙煎した穀物を擂って、そこに直接お湯を注いで飲みます。なので、さらっとした液体のお茶ではありません。
日本の食べ物で例えると「はったい粉をたくさんのお湯でといたやつ」って言えば、「はったい粉」をご存知の方にはわかりやすいと思います。
僕は「はったい粉」という食べ物を聞いたこともなく知りませんでしたが、両親は知っていました。日本が戦後でまだ食べ物が十分じゃなかった時代に、麦を挽いた粉に砂糖を加え、お湯で練っておやつとして食べたそうです。
「客家擂茶」はまさしくはったい粉の雑穀バージョンで、客人をもてなす時に擂茶が出されるそうです。
バランスよく雑穀がとれる「雑穀スムージー」
客家擂茶の文化的な背景などをご説明しましたが、僕がキャッチコピーを付けるなら「台湾伝統の雑穀スムージー」です。
客家擂茶自体は昔からあるものですが、内容的には近年ブームの「雑穀スムージー」とほぼ同じです。
SIIDCHA製の客家擂茶の原材料一覧はこちらの記事でご紹介しています。
「吾穀茶糧」と客家擂茶体験
台湾に「SIIDCHA」という客家擂茶のメーカーがあり、そのメーカーが台北の誠品生活と九份にお店を出しています。「吾穀茶糧」というお店で、オーガニックの食事を味わったり、擂茶体験をすることができます。
台湾で人気の旅行番組「食尚玩家」で取り上げられた時の動画を載せておくので、お店の雰囲気や、どんな料理が食べられるかを知りたい方はご覧ください。
また、コロナ以前では九份の店舗で客家擂茶を作って飲む体験をすることができました。
日本にいながら本場台湾の客家擂茶を楽しむ
そして「吾穀茶糧」で取り扱っている客家擂茶を、台湾に行かなくても日本に居ながらにして楽しむ方法があります!
大阪に「松茶商店」というネットショップがあるのですが、こちらでSIIDCHAの客家擂茶を買うことができます。ちなみに、日本国内でSIIDCHAを正規で取り扱っているのはこちらのみです。
無店舗のお店ではありますが、京阪神を中心にデパートの催事やフリーマーケットでも出店をしていますので「試飲をしてから買いたい!」という方は出展情報をチェックの上、是非イベント会場に足を運んでいただければと思います。